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いちご地植えで植えっぱなしはOK?毎年おいしく収穫するための完全ガイド

いちご地植えで植えっぱなしはOK?毎年おいしく収穫するための完全ガイド
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庭にいちごを植えたいけど、毎年苗を買い替えるのは大変だし、できれば植えっぱなしで長く育てたい——そう思っている方はきっと多いはずです。実はいちごは「半落葉性の宿根草」という性質を持っており、うまく管理すれば地植えで何年も収穫を楽しめる植物です。ただし、ただ植えてほうっておくだけでは収穫量が落ちたり、病気になりやすくなったりと困ったことも起こります。

この記事では、いちごを地植えで植えっぱなしにする際の基本的な考え方から、連作障害の対策、ランナーを使った株の更新サイクル、冬越しの防寒対策、一緒に植えるとよいコンパニオンプランツまで、徹底的に調べてまとめました。「何年育てられるの?」「毎年苗を買わないといけないの?」「放置しても大丈夫?」という疑問にも、ひとつひとつ丁寧にお答えします。

この記事のポイント
✅ いちごの地植え植えっぱなしは可能だが最低限の管理が必要なことがわかる
✅ 連作障害を防いで何年も収穫を続けるランナー更新の方法がわかる
✅ 冬越し・防寒対策・追肥など季節ごとの管理のコツがわかる
✅ コンパニオンプランツや相性の悪い植物など植え合わせの知識が身につく

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いちご地植え植えっぱなしの基本知識と可能性

いちご地植え植えっぱなしの基本知識と可能性
  1. いちごを地植えで植えっぱなしにしても育てられるのかを解説
  2. 植えっぱなしのデメリットと正直なリスク
  3. 親株の寿命は2〜3年、更新のタイミングを知ることが長期収穫のカギ
  4. ランナーを使った苗の更新サイクルが毎年の収穫を支えている
  5. いちごの植え付けに適した時期は10〜11月が目安
  6. 連作障害があるため同じ場所で育て続けるには工夫が必要

いちごを地植えで植えっぱなしにしても育てられるのかを解説

いちごを地植えで植えっぱなしにしても育てられるのかを解説

いちごを庭に地植えして「そのままにしておいても大丈夫?」というのは、家庭菜園をはじめる方が最初に抱く素朴な疑問のひとつです。結論から言うと、いちごは多年草(宿根草)なので、地植えで植えっぱなしにしても育つことは可能です。ただし、完全な放置が良い結果につながるわけではありません。

いちごは半落葉性で宿根性の野菜です。一度植え付けると、1年目の収穫と栽培が一通り終了して放置しておいても、自然に冬越しして春には再び新芽が伸びてきます。

引用元:https://kateiyasai.com/ichigo/

つまり、何もしなくても翌年春には芽が出てくるという意味では「植えっぱなし」は成立します。しかし、同じ親株をそのまま育て続けると、ウイルス性の病気にかかっている可能性があり、満足できる収穫が得られない場合が多いとされています。

いちごを長く楽しみたいなら、「植えっぱなし=放置」ではなく、「植えっぱなし=ランナーで株を更新しながら同じ場所を使い続ける」というイメージが正確です。ランナーと呼ばれる細いつる状の茎が伸び、その先に子株が育ちます。この子株を使って毎年更新することで、苗を買い直さずに何年も収穫を続けることができます。

| 🍓 いちご植えっぱなし栽培の前提知識まとめ |
|—|—|
| 植物の性質 | 半落葉性・宿根草(多年草) |
| 冬越し | 自然にロゼット状で休眠し、春に芽吹く |
| 植えっぱなし可否 | 可能(ただし最低限の管理は必要) |
| 完全放置の問題 | 病気リスク増、収穫量低下 |
| 推奨の育て方 | ランナーの子株で毎年株を更新する |

家庭菜園の場合、プロの農家のように毎年完全に植え直す必要はありませんが、最低限の管理——追肥、マルチング、ランナーの整理——は行うことが長く楽しむためのポイントです。「ほぼ植えっぱなし」感覚でも、少しの手入れで毎年収穫できる点がいちごの魅力と言えるでしょう。


植えっぱなしのデメリットと正直なリスク

植えっぱなしのデメリットと正直なリスク

植えっぱなしには魅力がある一方で、知っておくべきデメリットもあります。リスクをあらかじめ把握しておくことで、問題が起きたときに慌てずに対処できます。

まず最も大きな問題が「連作障害」です。 いちごはバラ科の植物で、同じ場所で育て続けると土壌中に特定の病原菌が蓄積されやすくなります。これにより株が弱り、実が小さくなったり数が減ったりします。地植えの場合は少なくとも2〜3年の間隔で植え場所を変えることが推奨されています。

次に気になるのが「株の老化」です。親株は年々弱っていき、一般的に寿命は2〜3年程度とされています。初年度はしっかり実がつきますが、2年目以降は実が小さくなりやすい傾向があります。

| ⚠️ 植えっぱなしで起こりやすいトラブル一覧 |
|—|—|
| 問題 | 原因・内容 |
| 連作障害 | 同じ土に病原菌が蓄積、生育不良が起こる |
| 収穫量・実の品質低下 | 親株の老化により株の活力が落ちる |
| 病気(うどんこ病・灰色かび病など) | 株の密集・風通し悪化で発生しやすくなる |
| 害虫被害(ハダニ・アブラムシなど) | 管理不足で増殖しやすい環境になる |
| 株の密集 | ランナーが広がり放題になり風通しが悪化する |

また、ランナーをそのまま放置すると株が密集しすぎて風通しが悪くなり、うどんこ病や灰色かび病といった病気が発生しやすくなります。実が地面に直接触れると腐敗や虫害の原因になる点も見逃せません。

植えっぱなしは大丈夫?デメリットも解説:時間が経つと親株は徐々に弱っていき、実のつき方が悪くなる傾向があります。また、株が密集すると風通しが悪くなり、病気や害虫の被害に遭いやすくなります。

引用元:https://inakanote.net/イチゴを植えっぱなしで長く育てるコツと注意点/

これらのリスクを理解した上で、最低限の管理(間引き・追肥・マルチング)を組み合わせることが、長く美味しいいちごを収穫し続けるための現実的な方法です。完全放置を目指すより、「できるだけ手間を省きながら管理する」という考え方が長続きのコツと言えるでしょう。


親株の寿命は2〜3年、更新のタイミングを知ることが長期収穫のカギ

親株の寿命は2〜3年、更新のタイミングを知ることが長期収穫のカギ

「いちごってどれくらい生きるの?」という疑問を持つ方も多いと思います。いちごの親株の寿命は一般的に2〜3年程度とされており、それを過ぎると実付きが悪くなってきます。

1年目はしっかり実がなりますが、2年目以降になると株の勢いが落ち、実が小さく・少なくなってきます。また、古い株ほど病気にかかるリスクも高まります。これは植物としての自然な老化現象であり、同じ株をずっと使い続けることには限界があります。

📋 親株の状態と更新の目安

年数 株の状態 対応
1年目 最も元気・収穫量が多い そのまま育てる
2年目 やや株が弱り始める 状態を観察しつつランナーで子株を準備
3年目以降 実が小さく・少なくなる 子株への更新を実施

更新のサインは「実が小さくなった」「収穫量が明らかに減った」「葉が黄色くなりやすくなった」などです。これらが見られたら、夏に伸びてくるランナーを使って新しい株に切り替えるタイミングと考えてください。

重要なのは、更新先の子株を育てるための場所(または土)を用意することです。同じ場所に植え直すと連作障害が起こるため、別の場所か新しい土を使う必要があります。家庭菜園では、畑のエリアを少しずつずらしながら使うか、プランターを新しくするなどの工夫が有効です。

「同じ株を何十年も使える」というわけではありませんが、ランナーで更新を繰り返せば、実質的にはほぼ永続的に栽培を続けることが可能です。「植えっぱなし」の本当の意味は、こうした更新サイクルを含んだ長期栽培といえるでしょう。


ランナーを使った苗の更新サイクルが毎年の収穫を支えている

ランナーを使った苗の更新サイクルが毎年の収穫を支えている

いちご栽培で「毎年苗を買わなくていい」最大の理由が、ランナー(親株から伸びる細いつる状の茎)による自然増殖です。ランナーの先には子株が育ち、そこからまたランナーが伸びて孫株ができる、というサイクルが繰り返されます。

このランナーを上手に活用すれば、初年度に購入した苗1株から、翌年以降もずっと収穫を楽しめます。ポイントはどの株を選んで育てるかです。

親株から2つ目以降の世代のほうが病気の伝染リスクが低くなって良い株が再生できるからです。

引用元:https://kateiyasai.com/ichigo/

つまり、親株から最初に伸びた「太郎株」よりも、2番目・3番目に当たる「次郎株」「三郎株」を選んで育てるのが基本です。

📋 ランナーの株の世代と使い方

世代 呼び方 特徴 使い方
親株から最初の子株 太郎株 病気を引き継ぎやすい 基本的に使わない
親株から2番目の子株 次郎株 バランスが良い 育苗に使うのがおすすめ
親株から3番目の子株 三郎株 若くて元気 次郎株と同様に活用可

ランナーの処理は8月頃が目安です。根がついてきた状態でランナーを切り離し、3cmほど残してポットに仮植えします。10月〜11月頃に新しい場所(または新しい土)に植え付けて定植完了です。

ランナー更新の流れ

  • 8月頃:ランナーが伸び、次郎株・三郎株に根が出てきたら確認
  • 8〜9月:根がついた子株をポットに仮植え(ランナーはまだつけたまま)
  • 9〜10月:十分に根が張ったら親株からランナーを切り離す
  • 10〜11月:新しい場所に植え付け(連作を避けた場所を選ぶ)

この一連の流れを毎年繰り返すことで、買い替えなしで何年も栽培が続けられます。少し手間に感じるかもしれませんが、慣れると季節の流れの中で自然にできる作業です。


いちごの植え付けに適した時期は10〜11月が目安

いちごの植え付けに適した時期は10〜11月が目安

いちごの苗を新たに植え付ける際、または更新した子株を定植する際に最も大切なのが「時期」です。いちごの植え付けに適した時期は10月中旬〜11月上旬頃とされています。

この時期は日中の気温が17〜20℃前後と安定しており、根がしっかり活着しやすい条件が揃っています。この時期に植え付けることで、冬の間に少しずつ根を張り、翌春の生育・開花・収穫につながります。

| 📅 いちごの年間栽培カレンダー(目安) |
|—|—|
| 時期 | 主な作業 |
| 9〜10月 | 苗の購入・ランナー子株の仮植え |
| 10〜11月 | 苗の植え付け・元肥・マルチング |
| 11月頃 | 1回目の追肥(定植1ヶ月後) |
| 12〜2月 | 休眠期・防寒対策 |
| 2月頃 | 2回目の追肥 |
| 3〜4月 | 開花・人工受粉 |
| 5〜6月 | 収穫 |
| 7〜8月 | ランナー処理・子株の育苗 |

逆に、9月中は気温が高すぎて根付きが悪く、11月後半以降は寒さが本格化して根の成長が止まりやすくなるため注意が必要です。もし植え付けのタイミングを逃した場合は、マルチングや不織布で防寒対策を施した上で植え付けるとリスクを減らせます。

ホームセンターや園芸店では9月頃から苗が並び始めますが、購入は早めに済ませ、植え付けは気温が落ち着く10月以降を待つのが失敗の少ないやり方です。

苗を植える際は株間を25〜30cm確保し、クラウン(葉の付け根部分)が地上に出るよう浅植えにすることがポイントです。深植えはいちごの生育を大きく妨げるため要注意です。


連作障害があるため同じ場所で育て続けるには工夫が必要

連作障害があるため同じ場所で育て続けるには工夫が必要

いちごを「植えっぱなし」にする上で最大の課題が連作障害です。いちごはバラ科の植物で、同じ場所・同じ土で連続して栽培すると土壌に病原菌や特定の微生物が蓄積し、株が弱ったり病気にかかりやすくなります。

一般的に、いちごの連作障害を避けるには3年程度の間隔で植え場所を変えることが推奨されています。プランターの場合は1〜2年ごとに土を入れ替えるか、再生処理することが大切です。

| 🔄 連作障害を防ぐ方法 |
|—|—|
| 方法 | 内容 |
| 場所を変える(輪作) | 3年ごとに別の場所に植え替える |
| 土を入れ替える | プランターは1〜2年ごとに新しい土を使う |
| 前作・後作を意識する | いちごの前作はほうれん草が相性よし |
| 同科の植物を避ける | バラ科(リンゴ・ナシ等)の後にいちごを植えない |
| コンパニオンプランツを活用 | ニンニクなどで土壌の病原菌を減らす |

連作を避けたい組み合わせ

  • いちごの前後にバラ科の植物(リンゴ・ナシ・カリンなど)を植えるのはNG
  • アブラナ科(白菜・キャベツなど)も根の分泌物の影響で相性が悪い
  • ネギ・ニラなどのユリ科は根が競合しやすいため近くに植えない

地植えで長期的に同じエリアを使いたい場合は、エリアを2〜3分割して順番に植え替える「輪作」が効果的です。また、接木苗を使うと連作障害に強い台木の力を借りられるため、おすすめの選択肢のひとつです。

連作障害はじわじわと影響が出てくるため、「去年は普通に収穫できたから大丈夫」と感じているうちに気づかないことも多いです。最初から計画的に植え場所を管理しておくと、後々の手間と悩みを減らせます。


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いちご地植え植えっぱなしを長続きさせる管理と注意点

連作障害があるため同じ場所で育て続けるには工夫が必要
  1. 追肥は年2回が基本、多肥に気をつけることが重要
  2. 冬越しはできるが防寒対策をすることで安全に越冬できる
  3. マルチングで雑草対策・地温保持・病気予防を一石三鳥で解決
  4. 受粉のサポートが実付きをよくするポイント
  5. 密集を防ぐ間引きと株の整理が健全な株を維持するコツ
  6. 病気・害虫の対策を知ることで被害を最小限に抑えられる
  7. まとめ:いちご地植え植えっぱなし

追肥は年2回が基本、多肥に気をつけることが重要

追肥は年2回が基本、多肥に気をつけることが重要

いちごは「多肥に弱い野菜」として知られています。肥料を与えすぎると根の活力が失われてしまうため、少量を適切なタイミングで与えることが大切です。

追肥のタイミングは年に2回が基本です。

| 📋 いちごの追肥タイミングと量 |
|—|—|
| 時期 | 内容 |
| 1回目:11月頃(定植1ヶ月後) | 根が活着したら鶏糞などの緩効性肥料を1㎡あたり約30g(少なめ) |
| 2回目:2月頃(冬越し後) | 1回目と同様に緩効性肥料を1㎡あたり約30gから |

「緩効性肥料(かんこうせいひりょう)」とは、成分がゆっくり溶け出してじわじわ効くタイプの肥料のことです。いちごのような根が浅い野菜には、急激に効く即効性肥料よりも穏やかに効く緩効性肥料のほうが向いています。

また、甘いいちごを育てたい場合は、リン酸成分を多く含む肥料を選ぶとよいとされています。発酵油かすや骨粉などがその代表例です。リン酸は実の充実や甘さに関わる成分で、窒素過多になると葉ばかり茂って実が甘くなりにくいとも言われています。

いちごの肥料に関する注意点

  • 多肥は根を傷める原因になるので量を守る
  • 追肥の際に土を深く掘り返すと根を傷めるので浅く施肥する
  • 甘さを重視するなら窒素より「リン酸」を多く含む肥料を選ぶ
  • 冬(休眠期)の追肥は控えめに、2月以降の成長期に再開する

肥料は「多ければ多いほどいい」ではありません。株の様子(葉の色・大きさ・実の付き方)を見ながら調整する習慣をつけると、より安定した栽培ができるようになります。


冬越しはできるが防寒対策をすることで安全に越冬できる

冬越しはできるが防寒対策をすることで安全に越冬できる

いちごは寒さに比較的強い植物ですが、「比較的強い」というのは「完全に寒さに強い」という意味ではありません。気温が-5℃以下になると凍結して枯れてしまう可能性があります。寒冷地や霜の多い地域では防寒対策が必要です。

冬になるといちごは「ロゼット状態」と呼ばれる、葉が地面に張り付くような形で休眠に入ります。見た目は枯れたように見えることもありますが、これは自然な休眠で、春になれば再び芽吹きます。

| 🌿 いちごの冬越し防寒対策一覧 |
|—|—|
| 方法 | 効果・内容 |
| マルチング(敷き藁・もみ殻・バークチップ) | 地温保持・霜から根を守る |
| 黒マルチ | 地温上昇・雑草抑制・泥はね防止 |
| 不織布トンネル | 冷たい風・強い霜からの保護 |
| 簡易ビニールトンネル | 保温効果が高く、霜の多い地域に有効 |

ただし、重要な点として過度な保温はかえって悪影響になります。いちごは一定期間寒さに当たることで春に花芽をつける性質があります。あまり温めすぎると、この「低温刺激」が足りなくなり、花が咲きにくくなることがあります。「適度に寒さに当てつつ、凍結だけは防ぐ」というバランスが大切です。

いちごは一定期間寒さに当たることで春に花芽をつける性質があります。したがって、過度な保温は避け、自然な低温に適度にさらしつつ、凍結を防ぐというバランスの取れた管理が重要です。

引用元:https://inakanote.net/イチゴを植えっぱなしで長く育てるコツと注意点/

日中に気温が上がる時間帯には換気を行い、蒸れを防ぐことも忘れずに。特にビニールトンネルは密閉しすぎると昼間に温度が上がりすぎる場合があるので注意が必要です。


マルチングで雑草対策・地温保持・病気予防を一石三鳥で解決

マルチングで雑草対策・地温保持・病気予防を一石三鳥で解決

いちごの地植え栽培において、マルチング(マルチを敷くこと)は非常に効果的な管理法のひとつです。マルチとは畝や株元に敷くシートや素材のことで、黒マルチ(黒色のビニールフィルム)がよく使われます。

マルチングの効果は一石三鳥どころか四鳥・五鳥とも言えます。

| 🌱 マルチングの効果まとめ |
|—|—|
| 効果 | 内容 |
| 雑草抑制 | 光を遮断することで雑草の発生を抑える |
| 地温保持・上昇 | 黒マルチは地温を上げ定植後の成長を促進 |
| 泥はね防止 | 雨水が跳ねて病原菌が葉・実につくのを防ぐ |
| 乾燥防止 | 土の水分蒸発を抑える |
| 実の清潔保持 | 果実が土に直接触れず、腐敗・害虫を防ぐ |
| 防寒 | 冬場の地温を保ち霜から根を守る |

素材の選び方にも工夫があります。黒マルチは雑草防止と地温上昇に優れていますが、シルバーマルチ(銀色)は光を反射してアブラムシなど光を嫌う害虫の接近を予防する効果があります。また、藁(わら)やもみ殻は天然素材で通気性があり、冬越しの保温材としても使いやすいです。

地植えで植えっぱなしにする場合、マルチを敷いておくだけで雑草取りの手間を大幅に減らせます。特に夏場は放置するとすぐ雑草だらけになりがちなので、黒マルチは地植えいちごの必需品と言っても過言ではないでしょう。

実が地面に触れて腐るという問題も、高畝にしてマルチを敷けば自然と解決できます。初期の手間を惜しまずにマルチを敷くことが、後々の管理を楽にするコツです。


受粉のサポートが実付きをよくするポイント

受粉のサポートが実付きをよくするポイント

いちごは「自家受粉」も「他家受粉」もできる植物で、1株だけでも実をつけることができます。しかし、確実に実をつけさせたい場合は人工受粉を行うと安心です。

いちごの開花時期は品種によって異なりますが、一般的には3月中旬〜4月頃です。この時期にミツバチなどの昆虫が飛び回っていれば自然に受粉が進みますが、ベランダや庭の一角での栽培では昆虫の訪問が少ないこともあります。

| 🌸 受粉の方法比較 |
|—|—|
| 方法 | 内容・特徴 |
| 自然受粉(昆虫) | ミツバチ・マルハナバチなどが花粉を運ぶ。自然で確実だが昆虫任せ |
| 人工受粉(筆使用) | 花の中心を筆で軽くなぞる。確実だが手間がかかる |
| 花を揺らす方法 | 株や花を軽くゆすって花粉を落とす。手軽にできる |

人工受粉の方法は非常に簡単です。柔らかい筆(水彩用など)で花の中心を優しくなぞるだけです。複数の花を同じ筆でなぞることで、花粉が移動して受粉が促されます。晴れた日の午前中に行うのが効果的とされています。

ミツバチを引き寄せる意味でも、コンパニオンプランツとして開花時期が近いポリジを一緒に植えておくと相乗効果があります。ポリジはいちごと混植するとミツバチを呼び込み受粉を助けてくれるとされており、同時に「いちごの甘みが増す」という声もあるようです。

収穫は受粉から約30日前後が目安です。実がヘタのあたりまで赤くなってきたら収穫のサインです。熟しすぎると虫や鳥に食べられてしまうので、早めの収穫を心がけましょう。


密集を防ぐ間引きと株の整理が健全な株を維持するコツ

密集を防ぐ間引きと株の整理が健全な株を維持するコツ

地植えで植えっぱなしにしていると、ランナーがどんどん伸びて気がつけば株だらけになっていることがあります。この状態を放置すると風通しが悪くなり、病気や害虫の温床になりかねません。

地植えで2年目以降に株が広がりすぎた場合の対処法として、株間を20〜30cmに保つよう間引くことが推奨されています。

このままでもいちおう収穫は出来ますが、密植過ぎるので今のうちに株間20~30cmくらいにする気持ちで、なるべく大きくて元気の良い株を残して間引いてやるのがいいでしょう。

引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11105651831

間引きのタイミングは、まだ芽が動き出す前の季節(冬〜早春)が残す株へのダメージが少なくて済みます。要らない株は手鍬で地際から削り取るようにします。

📋 株の密度と収穫量の関係

状態 実の大きさ 総収穫量
株が多い(密植) 小さくなりやすい 多め
株が少ない 大きくなりやすい 少なめ

実の大きさを重視するなら株間を広く、収穫量を重視するなら株間を少し狭めに調整するのもひとつの方法です。家庭菜園なら大きくて美味しい実を楽しみたい方が多いでしょうから、株間はゆったりとるのがよいかもしれません。

株の整理・管理のチェックリスト

  • ☑ ランナーが多く伸びたら使わないものは早めに切り取る
  • ☑ 株間が詰まってきたら春の芽出し前に間引く
  • ☑ 古く弱った株は積極的に取り除き、若い株を優先する
  • ☑ 収穫が終わるまでは実に養分を回すためランナーを切り取る
  • ☑ 秋のランナー処理(子株の育苗)は8月頃を目安に行う

株の整理は一見手間に思えますが、これをするかしないかで翌年の収穫量・品質に大きく差が出ます。「植えっぱなし感覚」でも、この1作業だけは毎年継続することをおすすめします。


病気・害虫の対策を知ることで被害を最小限に抑えられる

病気・害虫の対策を知ることで被害を最小限に抑えられる

いちごを地植えで育てる際、病気と害虫への対策は避けて通れません。特に植えっぱなしで株が古くなってくると、免疫力が下がり被害を受けやすくなります。よくある病気と害虫を把握し、予防と早期対処を心がけましょう。

| 🌿 いちごに多い病気と対策 |
|—|—|
| 病気名 | 症状 | 対策 |
| うどんこ病 | 葉に白い粉状の斑点 → 葉が白くなる | アーリーセーフ・カリグリーン等で予防・治療 |
| 灰色かび病 | 茎・葉が溶けて腐り灰色のカビが生える | 枯れた花を除去・カリグリーン等で予防 |
| 炭疽病(たんそびょう) | 葉・ランナーに黒い斑点、クラウンが壊死 | 疑いのある株を撤去、GFベンレート水和剤 |

| 🐛 いちごに多い害虫と対策 |
|—|—|
| 害虫名 | 特徴 | 対策 |
| アブラムシ | 春〜夏に群集して樹液を吸引、ウイルス媒介 | アーリーセーフ・ベニカベジフル乳剤、シルバーマルチ |
| ハダニ | 葉裏に寄生、白くかすれた症状が出る | アーリーセーフで予防 |
| ヨトウムシ | 夜間に葉を食い荒らす蛾の幼虫 | 見つけ次第捕殺 |
| ナメクジ | 夜間に花・葉を食害する | ナメクジベイト・ナメクジカダン等のトラップ |
| タバコガ幼虫 | 7〜10月に葉・茎・実を食害 | STゼンターリ顆粒水和剤 |

病気の予防として最も効果的なのは、健全な土づくりと株の風通しを良くすることです。植え付け前の石灰・堆肥施用、定期的な間引きと古葉の除去、マルチングによる泥はね防止——これらを組み合わせることで、薬剤に頼らずとも被害をかなり抑えられます。

予防としては、植え付け前に石灰や有機たい肥を多用して、健全なアルカリ性の土を作ることと、株の風通しを良くして害虫の除去をしっかりすることです。

引用元:https://kateiyasai.com/ichigo/

また、コンパニオンプランツを上手に活用することも自然な病害虫対策になります。次のH3で詳しく触れますが、ニンニクやマリーゴールドを一緒に植えるだけで病気リスクや害虫被害を減らせる可能性があります。

実の熟し具合もこまめに確認し、食べ頃になったら素早く収穫することも大切です。熟しすぎた実はアリやヒヨドリ(鳥)に食べられやすく、そこから病気が広がることもあります。防鳥ネットを使うのも有効な手段のひとつです。


まとめ:いちご地植え植えっぱなしを長く楽しむために知っておきたいこと

まとめ:いちご地植え植えっぱなしを長く楽しむために知っておきたいこと

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. いちごは多年草(宿根草)なので地植えで植えっぱなしにしても育てられる
  2. ただし完全な放置は病気リスクや収穫量低下につながるため最低限の管理は必要である
  3. 親株の寿命は2〜3年が目安で、それ以降は実付きが悪くなる傾向がある
  4. ランナーから伸びた次郎株・三郎株を毎年更新することで苗を買わずに栽培を続けられる
  5. 植え付けの適期は10月中旬〜11月上旬で、クラウンを地上に出す浅植えが基本である
  6. 連作障害があるため3年ごとに植え場所を変えるか土を入れ替える必要がある
  7. 追肥は年2回(11月頃と2月頃)、少量の緩効性肥料を使い多肥は避けること
  8. 冬越しは可能だが-5℃以下での凍結リスクがあり、マルチングや不織布での防寒が有効である
  9. ランナーが広がりすぎると密集して病気が出やすくなるため定期的な間引きが大切である
  10. うどんこ病・灰色かび病・ハダニ・アブラムシなどの病害虫に注意し早期対処を心がける
  11. ニンニク・マリーゴールド・ポリジなどのコンパニオンプランツを活用すると病害虫対策になる
  12. 甘いいちごを育てるにはリン酸を多く含む肥料を選び、脇芽取りや古葉除去も効果的である
  13. 人工受粉(筆でなぞる)を行うことで実付きをよくできる
  14. 黒マルチは雑草・泥はね・乾燥・地温管理など多くの問題を一度に解決してくれる便利なアイテムである

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