オリヅルランは放射状に広がる細長い葉と、ランナー(ほふく茎)の先につく小さな子株が折り鶴のように見えることから名前がついた人気の観葉植物です。丈夫で育てやすい反面、生育旺盛なため「気づいたらボーボーになっていた」「ランナーがどこまでも伸びて困っている」というお悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。この記事では、そんな疑問に答えるべくオリヅルランの剪定について徹底的に調べてまとめました。
剪定の適切な時期やどこを切ればいいのか、ランナーの切り方のコツや剪定後の管理方法まで、初めての方でも迷わないよう順を追って説明しています。植え替え・増やし方・害虫対策といった周辺知識もあわせてご紹介するので、読み終わる頃には「オリヅルランの剪定、全然難しくなかった!」と感じてもらえるはずです。
| この記事のポイント |
|---|
| ✅ オリヅルランの剪定は5〜10月が適期で、猛暑日と冬の剪定を避けるべき理由がわかる |
| ✅ 変色した葉・増えすぎたランナーの正しい切り方・切る場所がわかる |
| ✅ 剪定後の管理方法や、切った子株の活用法・水耕栽培での増やし方がわかる |
| ✅ 葉先の枯れ・害虫など、よくあるトラブルの原因と対処法がわかる |
はじめてのオリヅルラン剪定もこれで安心|時期・場所・切り方の基本

- オリヅルランの剪定に最適な時期は5〜10月
- 剪定で切るべき場所は「変色した葉」と「増えすぎたランナー」の2つ
- ランナーは根元からバッサリ切るのが正解
- 葉を剪定するときは斜めにカットすると見た目が自然
- 剪定ハサミは使う前にアルコール消毒を忘れずに
- 猛暑日の剪定は回復が遅れるので避けるのがベスト
オリヅルランの剪定に最適な時期は5〜10月

オリヅルランの剪定に適した時期は、5月〜10月の暖かい時期です。この時期は気温が高く生育も活発なため、剪定後でも新芽が育ちやすく、切り口から枯れ込むリスクが大幅に下がります。
特におすすめなのが5〜6月です。新芽が出始めるこの時期に剪定すると、剪定後も株全体の樹形を保ちやすく、きれいな姿を長くキープできます。梅雨前にすっきりさせておくと、蒸れによる病気の予防にもつながります。
一方、冬(11月〜4月頃)の剪定は基本的に避けましょう。気温が低い時期は新芽が育たず、切り口から枯れ込みやすくなります。どうしても枯葉や傷んだ葉が気になる場合は、軽く取り除く程度にとどめておくのが無難です。
また、秋の終わり頃(10月末)以降は、剪定しても回復しないまま冬を迎えてしまうことがあります。大がかりな剪定はできるだけ秋口までに済ませておくのが理想的です。
🗓️ 剪定時期の目安
| 時期 | 剪定の可否 | ポイント |
|---|---|---|
| 5〜6月(初夏) | ◎ 最適 | 新芽が出やすく樹形も整えやすい |
| 7〜8月(夏) | ○ 可能 | 猛暑日は避ける。朝の涼しい時間帯に |
| 9〜10月(秋) | ○ 可能 | 10月末頃までに済ませると安心 |
| 11〜4月(秋冬春) | △ 控えたい | 新芽が育ちにくく枯れ込みやすい |
剪定は植物にとっても「ちょっとしたストレス」になる作業です。元気な時期に行うことで、株への負担を最小限にしながら美しい姿を取り戻すことができます。「いつでもいい」と後回しにしないで、ぜひ生育期のうちに済ませておきましょう。
剪定で切るべき場所は「変色した葉」と「増えすぎたランナー」の2つ

オリヅルランを剪定するとき、「どこを切ればいいの?」と迷う方は多いはずです。基本的に切るべき場所は大きく2つあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
① 変色・枯れた葉(古い葉)
葉が黄色く変色したり、茶色くなったりしている部分は「古い葉のサイン」です。こうした葉をそのまま残しておくと、見た目が悪くなるだけでなく、風通しが悪くなって害虫や病気が発生しやすくなります。古い葉は根元からしっかり切り取るのが基本です。中途半端に残すと枯れた部分がさらに広がりやすいので、思い切って取り除きましょう。
② 増えすぎたランナー(ほふく茎)
ランナーとは、株元から伸びてくる細長い茎のことで、先端に子株がつくのがオリヅルランの最大の特徴です。ただし、ランナーが増えすぎると親株の栄養が子株に分散されてしまい、親株の葉色が薄くなる・葉が細くなるなどの症状が出てきます。5号程度の鉢に対して10本以上のランナーがついているようなら、適度に数を減らしてあげましょう。
✅ 剪定すべき場所のチェックリスト
- ✅ 黄色・茶色に変色している葉
- ✅ 全体が枯れている葉
- ✅ 風通しを悪くしている密集した葉
- ✅ 鉢のサイズに対して10本以上になったランナー
- ✅ 親株の葉色が薄くなっている場合のランナー
剪定によって余計な部分がなくなると、植物全体に養分が均等に行き渡るようになります。見た目がすっきりするだけでなく、健康的な成長を促進するという意味でも、定期的な剪定は欠かせない作業です。
📋 剪定の目的と効果まとめ
| 剪定の目的 | 期待できる効果 |
|---|---|
| 古い葉・枯れ葉の除去 | 風通し改善・見た目が整う |
| ランナーの整理 | 親株への栄養集中・葉色が戻る |
| 過密な葉の間引き | 病原菌・害虫の繁殖を抑える |
| 伸びすぎた葉のカット | 株全体のバランスを整える |
ランナーは根元からバッサリ切るのが正解

ランナーの剪定で最も大切なポイントは「どこを切るか」です。答えはシンプルで、親株のできるだけ根元に近い部分からカットするのが正解です。
中途半端に途中でランナーを切ってしまうと、残った部分が枯れ込んで見栄えが悪くなります。また、途中から切った場合はそこからさらにランナーが伸びてくることもあります。根元からスパッと切り取ることで、株全体がすっきりと整います。
📋 ランナー剪定の手順
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ① 全体のバランス確認 | どのランナーを残すか・切るかを決める |
| ② ハサミをアルコール消毒 | 清潔な状態にしてから使用する |
| ③ 根元から切る | 親株との接続部のできるだけ近くを切る |
| ④ 切り口を確認 | 傷んでいないか・ほつれていないかチェック |
| ⑤ 必要なら癒合剤を塗る | 大きく切った部分は保護する |
ランナーを整理するかどうかの判断基準として参考になるのが「親株の状態」です。葉の色が薄くなったり、新しい葉が出にくくなってきたりしているなら、ランナーが多すぎて栄養が分散しているサインかもしれません。
オリヅルランのランナーは1株に20以上などの多数になると、栄養の分布に影響が出る場合があります。少ない数なら生育にも問題ないので、適当な数を残し、残りは剪定してあげるのがおすすめです。
参照:みんなの趣味の園芸
逆に、子株が増えるランナーの姿をインテリアとして楽しみたい場合は、ある程度の本数を残してハンギングで垂れ下げて飾るのもおすすめです。状態と好みに合わせて、上手に本数を調整してみましょう。
ランナーの先に根が出ている子株がある場合は、切り取った後に別の鉢に植えたり水に挿したりして増やすことができます。捨てるのではなく「増やすチャンス」として活用できるのも、オリヅルランの魅力のひとつです。
葉を剪定するときは斜めにカットすると見た目が自然

葉が伸びすぎてしまったり、葉先が茶色く枯れてしまったりした場合は、葉そのものを剪定することもあります。このとき、切り方のコツを知っておくと仕上がりが大きく変わります。
最大のポイントは「葉に対して斜め(V字・先端を尖らせる形)にカットすること」です。葉を真横にまっすぐ切ってしまうと、切り口がはっきり目立ってしまい「切りました」という不自然な印象が残ります。一方、葉の先端の形に合わせて斜めに切ることで、遠目には自然な状態のように見えます。
✂️ 葉の剪定方法の比較
| 切り方 | 見た目 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 真横にまっすぐカット | 切り口が目立つ・不自然な印象 | △ |
| 斜め・V字状にカット | 自然な印象・目立ちにくい | ◎ |
| 根元からカット(全体が枯れた葉) | スッキリ感がある | ○ |
葉先だけが茶色く枯れている場合は、枯れた部分だけをカットすれば十分です。全体が茶色くなっているような葉は根元から取り除くほうがすっきりします。
葉を剪定する際も、使うハサミは清潔なものを用意しましょう。茎や葉は切り口から雑菌が入ることがあるため、アルコール消毒したハサミで切ることで病気のリスクを下げることができます。
また、葉の先が繰り返し枯れてくる場合は「水不足」や「根詰まり」が原因のことが多いです。剪定で整えるだけでなく、水やりの頻度や根の状態も見直してみることも大切です。
剪定ハサミは使う前にアルコール消毒を忘れずに

剪定でよく見落とされがちなのが「ハサミの清潔さ」です。剪定は植物に傷をつける作業なので、使用するハサミに雑菌がついていると切り口から病気が発生するリスクがあります。複数の植物を剪定するときは、植物ごとにアルコールで拭くことが理想的です。
エタノール系の消毒液をコットンやティッシュに含ませ、ハサミの刃をひと拭きするだけで十分です。面倒に感じるかもしれませんが、植物の健康を守るためのひと手間として習慣にしておきましょう。
🔪 剪定道具を清潔に保つためのポイント
- ✅ 使用前にアルコール(エタノール)で刃を消毒する
- ✅ 使用後もきれいに拭いてから収納する
- ✅ 錆びたハサミは切れ味が悪く植物を傷めるため定期的にメンテナンスする
- ✅ できれば観葉植物専用の剪定バサミを用意する
- ✅ 複数の植物を剪定する際は植物ごとに消毒する
剪定バサミはホームセンターや園芸店で手軽に手に入ります。切れ味が悪いハサミで剪定すると切り口が潰れ、植物に余計なストレスをかけてしまいます。切れ味のよいハサミでスパッと切るのが、植物への負担を最小限にするコツです。
📦 剪定で使う道具の一覧
| 道具 | 用途 | 備考 |
|---|---|---|
| 剪定バサミ | 葉・ランナーの切り取り | 清潔なものを使う |
| アルコール消毒液 | ハサミの消毒 | エタノール系 |
| 癒合剤(ゆごうざい) | 切り口の保護 | トップジンMペーストなど |
| 園芸用シート | 作業スペースの保護 | 汚れ対策 |
大きく切った後などは、剪定後の切り口に癒合剤を塗ることもおすすめです。癒合剤は切り口を保護して枯れ込みを防ぐ役割があり、剪定後の安定した生長につながります。
猛暑日の剪定は回復が遅れるので避けるのがベスト

5〜10月が剪定の適期とお伝えしましたが、夏の中でも猛暑日(35℃を超えるような日)はできれば避けたほうがよいとされています。
なぜかというと、猛暑日は気温が非常に高く、植物自体がすでに熱ストレスを受けている状態だからです。そこに剪定という「追加ストレス」が加わると、切り口からの回復が遅れ、最悪の場合そのまま枯れ込んでしまうこともあります。
剪定後に極端に暑い日や湿度の高い日が続くと回復が遅れてしまいやすくなるため、猛暑日の剪定は避けてください。
参照:LIFFT
夏に剪定する場合は、以下の点に気をつけましょう。
🌡️ 夏の剪定で注意したいポイント
| チェックポイント | 理由 |
|---|---|
| 35℃超の猛暑日は避ける | 切り口からの回復が遅れやすい |
| 朝の涼しい時間帯に行う | 植物へのストレスを減らせる |
| 剪定後は直射日光を避けた場所に置く | 切り口の乾燥・ダメージを防ぐ |
| 剪定後すぐに肥料を与えない | 根が傷んでいる場合の肥料焼けを防ぐ |
剪定後のオリヅルランは少し弱った状態になるため、しばらくは直射日光が当たらない明るい日陰で管理してあげると安心です。1〜2週間ほどで新芽が動き始めてきたら、通常の場所に戻してあげましょう。「ちょっと元気がなさそう」に見えても、適切に管理していれば回復してきますので、焦らずに様子を見守ってあげてください。
オリヅルランの剪定後に役立つ管理・植え替え・増やし方のコツ

- 剪定後は癒合剤を塗ると切り口が枯れにくくなる
- 剪定した子株は水耕栽培で簡単に増やせる
- 植え替えの適期は5〜9月、根詰まりのサインを見逃さないこと
- 伸びすぎを防ぐには肥料の与えすぎに注意する
- 葉先が枯れてきたら水不足か根詰まりを疑う
- 害虫(カイガラムシ・ハダニ)は早めに対処することが大切
- まとめ:オリヅルラン剪定のポイントをおさらい
剪定後は癒合剤を塗ると切り口が枯れにくくなる

剪定後のケアとして、切り口への癒合剤の塗布が有効です。癒合剤とは、切り口を保護して植物の回復を助けるためのペースト状の薬剤です。傷口にかさぶたを作るようなイメージで、切り口から雑菌や病原菌が入り込むのを防いでくれます。
特に太めのランナーや茎を切った場合は切り口が大きくなるため、癒合剤を使うとより安心です。小さな葉の先端をカットするような場合は必ずしも必要ではありませんが、塗っておいて損はありません。
💊 癒合剤の使い方まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 使うタイミング | 剪定直後(切り口が乾燥する前に) |
| 塗り方 | 切り口全体をしっかり覆うように塗る |
| 量 | 切り口が隠れる程度 |
| 市販品の例 | トップジンMペースト、カルスメイトなど |
剪定後、しばらくの間は植物が回復に全力を使っています。この期間は余計なストレスをかけないよう、以下の点に気をつけましょう。
- ✅ 直射日光の当たる場所には置かない(明るい日陰で管理)
- ✅ 水やりはいつも通りに行う(ただしやりすぎない)
- ✅ 肥料はしばらく控える
- ✅ 葉水(霧吹きで葉に水を吹きかける)で乾燥を防ぐ
📋 剪定後の管理スケジュール目安
| 剪定後の期間 | 管理内容 |
|---|---|
| 〜1週間 | 明るい日陰で安静。水やりは通常通り |
| 1〜2週間 | 新芽の動きを確認。問題なければ通常の場所へ |
| 2週間〜 | 通常の管理に戻す。必要なら肥料を再開 |
1〜2週間も経てば新芽が動き始めることが多いので、焦らずに様子を見守りましょう。剪定後に少し元気がなさそうに見えても、正しく管理していれば回復してくることがほとんどです。
剪定した子株は水耕栽培で簡単に増やせる

ランナーを剪定したとき、先についている子株を捨てるのはもったいないです!実は子株を使って、簡単に新しいオリヅルランを増やすことができます。
最も手軽な方法が水耕栽培(水挿し)です。子株の底部には「気根」と呼ばれる小さな根の突起があることが多く、水に浸けておくだけで数日〜1週間ほどで白い根が伸びてきます。
🌱 子株を水耕栽培で増やす手順
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ① 子株を選ぶ | 葉が8〜10枚ついている、ある程度育った子株を選ぶ |
| ② ランナーから切り離す | 清潔なハサミで子株をランナーから外す |
| ③ 水にセットする | 清潔なガラス容器に水を入れ、根部分だけが浸かるように置く |
| ④ 水を定期的に交換する | 2〜3日に1回、新鮮な水に換える |
| ⑤ 明るい日陰で管理する | 直射日光は避け、明るい場所に置く |
| ⑥ 根が伸びたら鉢に植える | 十分に根が伸びたら土に植え替えてもOK |
根が出ていない場合は、コップなどに水をいれ株下だけが水に浸かるようにしておけば、1週間ほどすると発根してきます。発根したら鉢に植え替えたり、そのまま水耕栽培としても楽しめますよ。
土に植える場合は、根が十分に出ている子株を選び、3号程度の小さな鉢に植え付けます。植え付け後はたっぷりと水を与え、1週間ほど日陰で管理してから通常の場所へ移します。
水耕栽培のまま育て続けることもできます。その場合は水中に液体肥料を薄めて与えるとよく育ちます。また、水は毎日〜2日に1回は替えて新鮮な状態に保つことが大切です。土を使わない分、清潔に管理できるのも水耕栽培の大きなメリットです。剪定という「整理」作業から、新しい命を育む楽しみへとつながるのがオリヅルランの醍醐味です。
植え替えの適期は5〜9月、根詰まりのサインを見逃さないこと

オリヅルランは生育が旺盛なため、1〜2年に1回のペースで植え替えが必要です。植え替えをせずに放置していると根詰まりを起こし、葉の色が悪くなったり枯れ込みが増えたりしてしまいます。
植え替えの適期は5〜9月です。できれば5〜6月に行うのがベストで、暖かい時期に行うことで根が早く新しい土に馴染みやすくなります。秋・冬の植え替えは株に大きな負担をかけるため避けるのが基本です。
🌿 根詰まりのサイン チェックリスト
- ✅ 鉢底から根がはみ出してきた
- ✅ 水やりをしても土に水が吸い込まれにくい
- ✅ 葉先が茶色く枯れてくることが増えた
- ✅ 葉の色が薄くなってきた
- ✅ 新しい葉やランナーの展開が少なくなった
上記のサインが見られたら、植え替えを検討しましょう。
📦 植え替えの基本手順
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ① 1週間前から水やりを控える | 根がやわらかい状態での作業を避けるため |
| ② 新しい鉢を準備 | 現在の鉢より一回り大きいサイズ |
| ③ 鉢底網・鉢底石をセット | 排水性を高めるため |
| ④ 株を取り出し根をほぐす | 黒く傷んだ根は取り除く |
| ⑤ 新しい土に植え付ける | 市販の観葉植物用培養土でOK |
| ⑥ たっぷり水やりをする | 植え替え直後は土が落ち着くまでたっぷりと |
| ⑦ 直射日光を避けた場所で管理 | 根が定着するまで1週間ほど日陰で休ませる |
おすすめの用土の配合例として、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂やピートモス1の割合が参考になります。市販の観葉植物用培養土でも問題なく育てられます。
植え替え後しばらくは強い直射日光や肥料は控えましょう。植え替えから1〜2週間ほど経てば根も落ち着いてくるので、通常の管理に戻しましょう。
伸びすぎを防ぐには肥料の与えすぎに注意する

オリヅルランが予想以上に伸びすぎてしまう原因のひとつが「肥料の与えすぎ」です。特に窒素分の多い肥料を頻繁に与えると、葉だけが異常に茂って軟弱な株になってしまうことがあります。
肥料は5〜9月の生育期のみ与えるのが基本です。冬は生育が緩慢になるため肥料は不要で、与えすぎると根が傷んだり肥料焼けを起こしたりすることもあるため、適量を守ることが大切です。
💡 肥料の種類と与え方の目安
| 肥料の種類 | 与える頻度 | 特徴 |
|---|---|---|
| 固形肥料(置き肥) | 3ヶ月に1回 | 効果が長続き・与えすぎを防ぎやすい |
| 液体肥料 | 2週間に1回 | 即効性が高く量の調整がしやすい |
オリヅルランは元々、貯蔵根に栄養を蓄える能力があるため、多少肥料が不足しても枯れることは稀です。むしろ「控えめ」を意識することが、伸びすぎを防ぎつつ美しさを保つ秘訣となります。
あまり大きくしたくない場合は、肥料を与えない・またはごく少量にするという方法も有効です。オリヅルランは生命力が非常に強いため、肥料がなくてもある程度は元気に育ちます。
また、鉢のサイズもオリヅルランの成長スピードに影響します。大きい鉢に植えると根が広がりやすくなり、それに比例して葉やランナーも旺盛に成長します。コンパクトに育てたい場合は、少し小さめの鉢を選ぶのもひとつの手です。さらに、徒長(ひょろひょろと間延びした成長)を防ぐには適切な光量も重要で、レースカーテン越しの明るい窓辺など日光が十分に当たる場所に置くことで、引き締まった健康的な株に育てることができます。
葉先が枯れてきたら水不足か根詰まりを疑う

オリヅルランを育てていると「葉の先だけ茶色く枯れてきた」という悩みはよく聞きます。これはオリヅルランに非常によく見られる症状で、主な原因として水不足と根詰まりが挙げられます。
葉先が枯れている場合、まずは以下のポイントを確認してみましょう。
🔍 葉先が枯れる原因と対処法
| 原因 | 症状の特徴 | 対処法 |
|---|---|---|
| 水不足 | 葉先から茶色くなる | 水やり頻度を見直す |
| 根詰まり | 全体的に葉色が悪い | 植え替えを行う |
| 空気の乾燥 | 葉先が乾いた感じで枯れる | 葉水・加湿器を活用 |
| 水道水の塩素・フッ素 | 繰り返し葉先が枯れる | 汲み置きの水を使う |
| 肥料の与えすぎ | 土の表面に白い結晶がある | フラッシング(たっぷりの水で土を洗う)を行う |
| エアコンの直風 | 風が当たる側の葉が枯れやすい | 置き場所を変える |
一度枯れてしまった葉先は元には戻りません。枯れた部分は清潔なハサミで葉の形に沿って斜めにカットすると見た目が自然に仕上がります。
葉の先だけ茶色く枯れ込むことが良くあります。原因はほとんどが水不足か根づまりです。見た目が悪いので葉先だけハサミで葉の形に添って切って目立たないようにしましょう。葉に対して垂直に切ると逆に葉先が目立ってしまうので注意。
参照:ヤサシイエンゲイ
根本的な解決のためには、根詰まりが疑われる場合は植え替えを行い、水不足が疑われる場合は水やりの見直しをしてみてください。空気が乾燥しやすい冬場は、こまめな葉水が効果的です。日頃から植物をよく観察し、葉先の変化に早く気づく習慣をつけておくことが、健康に育てるための一番のコツです。
害虫(カイガラムシ・ハダニ)は早めに対処することが大切

オリヅルランは比較的丈夫な植物ですが、カイガラムシ・ハダニ・アブラムシなどの害虫がつくことがあります。早期発見・早期対処が被害を最小限に抑えるカギです。
🐛 主な害虫の特徴と対処法
| 害虫名 | 主な症状 | 発生しやすい時期 | 対処法 |
|---|---|---|---|
| カイガラムシ | 葉がベタベタ・白い貝殻状のものがつく | 春〜夏 | 殺虫剤・エアゾール剤。ピンセットで1匹ずつ除去 |
| ハダニ | 葉に白い斑点・クモの巣状の糸がつく | 梅雨明け〜秋 | こまめな葉水で予防。殺虫剤・木酢液を使用 |
| アブラムシ | 葉がべたつく・縮む・すす病が発生する | 春〜初秋 | テープで取り除くか殺虫剤・木酢液を使用 |
カイガラムシは殻が硬く薬剤が効きにくいため、ピンセットで1匹ずつ丁寧に除去するのが基本です。被害が大きい葉は切り取ってしまうのも有効な対処法です。
ハダニは高温乾燥の環境で発生しやすく、繁殖力が非常に強い害虫です。一度大量発生すると駆除が難しくなるため、こまめな葉水で葉を湿らせておくことが最も効果的な予防策です。
✅ 害虫を発生させないための予防ポイント
- ✅ 定期的な剪定で風通しを確保する
- ✅ こまめに葉水を行い葉を清潔に保つ
- ✅ 葉の表裏を定期的にチェックする
- ✅ 空気が停滞しやすい隅には置かない
- ✅ 月に一度はシャワーで葉全体を洗い流す
害虫が発生しやすい環境の共通点は「風通しが悪い」「乾燥している」「密集している」の3つです。定期的な剪定で風通しを確保することは、害虫予防の観点からも非常に重要な作業です。日頃から葉の表裏をこまめに確認する習慣をつけ、異変に早く気づくことが植物を守る第一歩です。
まとめ:オリヅルラン剪定のポイントをおさらい

最後に記事のポイントをまとめます。
- オリヅルランの剪定の適期は5〜10月であり、特に5〜6月が最もおすすめである
- 冬(11月〜4月)と猛暑日の剪定は株への負担が大きいため避けるべきである
- 剪定で切るべき場所は「変色・枯れた葉」と「増えすぎたランナー」の2つである
- ランナーは根元からバッサリ切るのが正解で、中途半端に残すと見栄えが悪くなる
- 葉を剪定するときは斜め(V字状)にカットすると切り口が目立たず自然に仕上がる
- 剪定ハサミは使う前にアルコール消毒しておくことで病気の発生を防げる
- 剪定後は癒合剤を切り口に塗ることで枯れ込みを防ぎ回復を助けられる
- 剪定した子株は水耕栽培で簡単に増やすことができ、捨てずに活用できる
- 植え替えは1〜2年に1回、5〜9月の生育期に行うのが適切である
- 根詰まりのサイン(鉢底から根が出る・水が吸い込まれない等)は見逃さないことが大切である
- 肥料は5〜9月の生育期のみに与え、与えすぎると伸びすぎや軟弱化の原因になる
- 葉先の枯れは水不足か根詰まりが主な原因であり、枯れた部分は斜めにカットすると自然に見える
- カイガラムシ・ハダニなどの害虫は早めに対処することが被害拡大を防ぐカギである
- 定期的な剪定は風通し改善・害虫予防・株の健康維持にも役立つ重要な作業である
- オリヅルランは生命力が非常に強いため、正しく管理すれば長く美しい姿を楽しめる植物である
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- https://lifft.jp/blogs/journal/spiderplant
- https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_qa_detail&target_c_qa_id=41846&sort=1
- https://ce-balconygardening.com/oridururan-sentei/
- https://greensnap.co.jp/columns/chlorophytumcomosum_extend
- https://www.picturethisai.com/ja/care/pruning/Chlorophytum_comosum.html
- https://andplants.jp/blogs/magazine/orizururan
- https://nogarden-nolife.com/archives/4553
- https://yasashi.info/o_00009g.htm
- https://magazine.cainz.com/article/71788
- https://hanaprime.jp/botanical-book/spider-plant/
各サイト運営者様へ
有益な情報をご公開いただき、誠にありがとうございます。
感謝の意を込め、このリンクはSEO効果がある形で設置させていただいております。
※リンクには nofollow 属性を付与しておりませんので、一定のSEO効果が見込まれるなど、サイト運営者様にとってもメリットとなれば幸いです。
当サイトは、インターネット上に散在する有益な情報を収集し、要約・編集してわかりやすくお届けすることを目的としたメディアです。
私たちは、情報の収集や整理を通じて「情報をまとめてわかりやすく伝える」という形で新たな価値を提供できるのではないかと考え、運営しております。
なお、引用や参照の方法には不備、あるいはご不快に感じられる点がございましたら、迅速に対応いたしますので、お手数ですがお問い合わせフォームよりご連絡いただければ幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
当サイトでは、インターネット上に散らばるさまざまな情報を収集し、AIを活用しながら要約・編集を行い、独自の切り口で見解を交えながらわかりやすい形でお届けしています。
情報の整理・編集にあたっては、読者やオリジナル記事の筆者へご迷惑をおかけしないよう、細心の注意を払って運営しておりますが、万が一、掲載内容に問題がある場合や修正・削除のご要望がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
迅速に対応をさせていただきます。
その際には、該当記事の URLやタイトルをあわせてお知らせいただけますと、より速やかに対応 することができますのでそちらもご協力いただけますと大変幸いでございます。
今後とも当サイトをよろしくお願いいたします。
