いちごを家で育ててみたい、または毎年うまく育てられないとお悩みではありませんか?実はいちごの栽培で最も大切なポイントのひとつが「植え替えの時期」です。時期を間違えると根付きが悪くなり、せっかく育てた苗が台無しになることもあります。この記事では、いちごの植え替え時期をはじめ、プランターの選び方・用土・水やり・ランナーを使った株の増やし方まで、初心者でも迷わないように徹底的に調べてまとめました。

特に「9〜11月」という植え替えの適期を逃すと、その年の収穫に大きく影響します。また、ランナー(親株から伸びる細い茎)を上手に使えば、お気に入りの株をどんどん増やすことも可能です。プランター栽培でも地植えでも応用できる内容ですので、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事のポイント
✅ いちごの植え替えは9〜11月が最適で、時期を守ることが収穫量アップのカギ
✅ プランターの選び方・用土・置き場所など準備の基本を丁寧に解説
✅ ランナーを使った株の増やし方と子株の選び方をわかりやすく紹介
✅ 春の管理から収穫・株の更新まで年間の流れを網羅

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いちごの植え替え時期と、プランター栽培の基本知識

いちごの植え替え時期と、プランター栽培の基本知識
  1. いちごの植え替え時期は9月〜11月が最適
  2. プランター栽培に向いた品種の選び方
  3. プランターと用土の準備が成功のカギになる
  4. クラウンを土に埋めないことが植え付けの鉄則
  5. 日当たりと置き場所が生育を大きく左右する
  6. 水やりは土の表面が乾いてから行うのが正解

いちごの植え替え時期は9月〜11月が最適

【栽培】【植え】【農業】いちごの植え替え時期は9月〜11月が最適

いちごの植え替え(植え付け)の最適な時期は、9月〜11月です。これはリサーチを通じて一貫して確認できた情報で、特に秋口にしっかりと根を張らせることで、春の収穫時期に元気な実をつけることができます。

品種によって多少の違いがあります。一季なり品種(春に1回収穫)は9月中旬〜10月中旬が植え付けの適期で、四季なり品種(春と秋に2回収穫できるタイプ)は3月下旬〜4月上旬も植え付けが可能です。ただし、四季なりは栽培難易度がやや高いため、初めての方には一季なりから始めるのがおすすめです。

また、中間地(関東〜東海など)の場合、Hondaの栽培ガイドによると「10月中旬から11月中旬」が植え付け時期の目安とされています。地域の気候によって多少前後するため、お住まいのエリアの気候を考慮したうえで判断することが大切です。

「イチゴの苗は中間地では10月中旬から11月中旬に植えます。」
引用:https://www.honda.co.jp/tiller/yasai/improve/strawberry/step2/

さらに、既存の株の「更新(植え替え)」も同じ9〜11月が適しています。GreenSnapによると、株は2〜3年で更新するのが一般的で、毎年ランナーから新しい株を育てて植え替えることで、常に元気な状態を保てます。一度流れを覚えてしまえば、毎年コンスタントに甘いいちごを楽しめるようになりますよ。

🗓️ いちごの植え替え時期まとめ

品種・状況 植え替え(植え付け)の適期 備考
一季なり品種 9月中旬〜10月中旬 初心者におすすめ
四季なり品種 3月下旬〜4月上旬 やや難易度高め
株の更新(植え替え) 9月〜11月 2〜3年に1度が目安
中間地(関東〜東海) 10月中旬〜11月中旬 地域により前後あり

植え替えのタイミングを逃してしまうと、根がしっかり張る前に冬を迎えてしまい、春の収穫に影響が出ることがあります。スケジュールを事前に確認しておき、苗・プランター・用土などを事前に準備しておくと、スムーズに植え付けができます。


プランター栽培に向いた品種の選び方

【栽培】【植え】【農業】プランター栽培に向いた品種の選び方

いちごにはたくさんの品種がありますが、大きく分けると「一季なり品種」「四季なり品種」の2種類があります。一季なりは春の1回収穫、四季なりは春と秋の2回収穫が可能です。特性が異なるため、育てる環境や目的に合わせて選ぶことが大切です。

初心者の方には、栽培がシンプルな一季なり品種がおすすめです。代表的な品種には「とちおとめ」「紅ほっぺ」「章姫(あきひめ)」などがあります。これらはホームセンターや園芸店でも手に入りやすく、育てやすさの面でも安心感があります。

品種選びで意識したいのは、「育てる環境に合っているか」という点です。プランター栽培の場合、置き場所の日当たりや温度管理が品種の特性に合っているかどうかを確認しましょう。たとえば、強い日差しが当たりやすいベランダでは、夏の暑さへの対策が必要になる場合があります。

🍓 プランター栽培におすすめの一季なり品種

品種名 特徴 初心者向け度
とちおとめ 甘みと酸味のバランスが良く育てやすい ★★★★★
紅ほっぺ 大粒で香りが強く見た目も美しい ★★★★☆
章姫(あきひめ) 柔らかくて多汁、濃厚な味わいが特徴 ★★★★☆

また、品種を選ぶ際は「苗の状態」にも注目してください。葉の色が濃く、茎がしっかりしているものが元気な苗の目安です。葉が黄色くなっていたり、白や茶色の斑点があったりするものは避けましょう。一般的には、元気な苗を選ぶことが、おいしいいちごを収穫するための第一歩と言われています。

🌱 品種・苗選びのチェックポイント

チェック項目 確認内容
✅ 品種の種類 一季なり(初心者向け)か四季なりか確認
✅ 葉の色 濃い緑色で元気なものを選ぶ
✅ 茎の状態 しっかりとした太さがあるもの
✅ 病気のサイン 葉の変色・縮れ・斑点がないか確認
✅ 育てる環境との相性 日当たり・温度管理が品種に合っているか

プランターと用土の準備が成功のカギになる

【栽培】【植え】【農業】プランターと用土の準備が成功のカギになる

いちごを植え替える前に、まず「プランター選び」と「用土の準備」をしっかり行うことが大切です。ここを丁寧にやっておくだけで、根の張り方が大きく変わります。道具と土の準備が、いちご栽培成功の土台になると言っても過言ではありません。

プランターの選び方のポイントは、深さ20cm以上・幅30cm以上のものを選ぶことです。排水穴があることを必ず確認してください。色については、白や薄い色のプランターを選ぶと、夏場の根の温度上昇を防げるというメリットがあります。反対に黒いプランターは熱を吸収しやすいため、夏場の管理に注意が必要です。

用土については、いちごは水はけの良い土を好みます。市販の野菜用培養土でも基本的には問題ありませんが、赤玉土・腐葉土・バーミキュライトを混ぜるとより良い環境になります。また、プランターの底には必ず軽石や鹿沼土を敷いて、余分な水が抜けやすくしておきましょう。

「イチゴは水はけの良い土を好みます。市販の野菜用培養土でも問題ありませんが、赤玉土や腐葉土、バーミキュライトを混ぜるとより良い環境になります。水はけを良くするために、プランターの底には必ず軽石や鹿沼土を敷きましょう。」
引用:https://greensnap.co.jp/columns/berry_planter

🌱 プランター準備のチェックリスト

項目 内容 チェック
プランターの深さ 20cm以上
プランターの幅 30cm以上
排水穴の有無 必ずあること
プランターの色 白・薄い色が理想
底石 軽石や鹿沼土を敷く
用土 野菜用培養土+赤玉土・腐葉土など

株間は一般的に20cm程度が理想とされています。詰めすぎると風通しが悪くなり、病気のリスクが高まります。少し余裕を持たせた配置が、健康な株を育てるコツです。プランターのサイズに合わせて株数を調整してみてください。

🪴 プランターのサイズと株数の目安

プランターの幅 おすすめの株数(目安)
30cm程度 1〜2株
50cm程度 2〜3株
65cm以上 3〜4株

クラウンを土に埋めないことが植え付けの鉄則

【栽培】【植え】【農業】クラウンを土に埋めないことが植え付けの鉄則

いちごを植え付ける際に最も注意すべきポイントが、「クラウンを土に埋めないこと」です。クラウンとは、葉が出ている根元の膨らんだ部分のことで、ここが土の中に埋まってしまうと株が傷んでしまいます。初心者がやりがちな失敗のひとつなので、必ず意識しておきましょう。

Hondaの公式ガイドによると、「葉が出ている根元の膨らんだ部分(クラウン)が土に埋まらないよう浅めに植えます」とされています。「深植えにしない」というのが、いちご栽培の基本中の基本です。

「苗を植える際のポイントは、深植えにしないこと。葉が出ている根元の膨らんだ部分(クラウン)が土に埋まらないよう浅めに植えます。」
引用:https://www.honda.co.jp/tiller/yasai/improve/strawberry/step2/

植え付け前には苗の根鉢にたっぷりと水を与えておくことが大切です。根鉢と植え穴の隙間をしっかり埋め、軽く手で押さえて鎮圧しましょう。植え付け後の水やりは基本的に不要で、根付くと新芽が伸び始めるのを待ちます。

もうひとつ覚えておきたいのが、クラウンの向きと花芽の関係です。ポットの苗を観察するとクラウンがやや斜めに傾いているのがわかります。傾いている方向に花芽が出て実がなるため、苗の向きをそろえて植えると、後の収穫作業がしやすくなります。たとえば南北の畝なら東側に実がなるように、東西の畝なら南側に花芽が向くように植えるのがポイントです。

🌿 植え付けのポイント早見表

ポイント 内容
クラウンの位置 土から出るように浅く植える
植え付け前の準備 根鉢にたっぷり水を与える
苗の向き クラウンの傾いている方向に花芽が出る
株間 約20cm間隔が理想
植え付け後の水やり 基本的に不要

日当たりと置き場所が生育を大きく左右する

【栽培】【植え】【農業】日当たりと置き場所が生育を大きく左右する

いちごは日光を好む植物です。プランター栽培の最大のメリットは、日当たりに合わせて置き場所を自由に変えられること。一日中日が当たる場所が理想で、ベランダや庭先の南向きが特におすすめです。日照不足になると実が小さくなったり、甘みが落ちたりすることがあるため、置き場所の選定は非常に重要です。

ただし、真夏の強い直射日光は避けた方が良いでしょう。いちごの生育に適した温度は18〜25℃とされており、暑さにはあまり強くありません。夏場に苗を育てている場合は、半日陰に移動させるか、すだれやシェードで日差しをやわらげる工夫が必要です。

また、風通しの良さも重要なポイントです。風通しが悪いと病気になりやすくなるため、空気の流れを意識した置き場所選びをしてください。密集した場所や壁際に押し込んだような置き方は避けましょう。

冬場は寒さ対策として、日当たりの良い南向きの場所に置くのが基本です。いちごは冬の間、地面にペタンと張りついた「ロゼット状」という姿で寒さをしのぎます。この休眠期間は栄養を根にため込んでいる大切な時期なので、光合成ができるよう日当たりを確保してあげましょう。

さらに、マンションのベランダでは床のコンクリートの熱にも注意が必要です。夏場は照り返しでかなりの高温になるため、すのこを敷いたり、ガーデンラックに載せたりして、下からの熱を遮断する工夫を取り入れましょう。

☀️ 季節別の置き場所・管理のポイント

季節 置き場所・注意点
春(植え付け後) 日当たり・風通しの良い場所に置く
夏(苗の育成期) 半日陰・すだれで日差しをやわらげる
秋(植え替え適期) 日当たりの良い場所で根付かせる
冬(休眠期) 南向きの日当たりの良い場所に置く

水やりは土の表面が乾いてから行うのが正解

【栽培】【植え】【農業】水やりは土の表面が乾いてから行うのが正解

いちごの水やりは、土の表面が乾いたら行うのが基本です。こまめに土の状態を確認し、乾いていると感じたらたっぷり与えましょう。逆に、水が多すぎると根腐れの原因になるので注意が必要です。「水が多ければ元気に育つ」というイメージは、いちご栽培においては逆効果になることがあります。

特に気を配りたいのが果実の肥大期です。この時期は水分が非常に重要で、水不足になると実が小さくなったり甘みが落ちたりすることがあります。こまめなチェックを習慣にしましょう。反対に花が咲いてから雨が続いて土が十分湿っている場合は、追加の水やりを控えるのが賢明です。

水やりの時間帯は朝夕の涼しい時間帯が理想です。真夏の昼間に水やりをすると、水が温まって根を傷める原因になることがあるため、なるべく気温が低い時間帯を選びましょう。

冬の間は土が乾いているようであれば、天気の良い暖かな日中に植え穴から水をたっぷり与えるのがおすすめです。冬でも光合成は続いており、根に養分をため込むために水分は必要です。

💧 水やりのポイントまとめ

場面 水やりのポイント
基本 土の表面が乾いたらたっぷり与える
果実肥大期 特にこまめにチェック・水やりを行う
時間帯 朝夕の涼しい時間帯に行う
夏場(苗育成中) 毎日土の状態を確認する
冬場 天気の良い暖かな日中に与える
注意 与えすぎは根腐れの原因になる

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いちごの植え替え時期を活かした増やし方と年間管理

【栽培】【植え】【農業】水やりは土の表面が乾いてから行うのが正解
  1. ランナーを使った株の増やし方は6月以降が適時
  2. 子株は親株から2〜3番目を選ぶのが正解
  3. 夏越しは半日陰と毎日の水やりで乗り越える
  4. 春の管理は追肥と古葉かきから始めるのが基本
  5. 肥料は植え付け1ヶ月後から月1回が目安
  6. 収穫は花が咲いてから約40日が目安
  7. まとめ:いちごの植え替え時期

ランナーを使った株の増やし方は6月以降が適時

【栽培】【植え】【農業】ランナーを使った株の増やし方は6月以降が適時

いちごを自分で増やすには、「ランナー」を活用します。ランナーとは、親株から伸びる細い茎のことで、地面を這うように伸び、先端に子株をつけます。この子株を根付かせることで、新しい苗を作ることができます。購入苗と違い、自分で育てた株を引き継げるのが最大の魅力です。

ランナーは6月ごろから盛んに伸び始めますが、このころはまだ収穫が続いていることが多いです。実がついている間にランナーを伸ばすと、栄養が分散して収穫量が減ってしまうため、収穫が終了してから苗作りを始めるのがベストです。

「ランナーは6月ごろから盛んに伸び始めますが、このころはまだ収穫が続いています。実がついている間にランナーを伸ばしておくと、そちらに栄養分が奪われて収穫量が減ってしまうので、株元の近くで、ハサミで切り取るようにします。株が元気な状態なら、ランナーは次々に伸びてくるので、苗作りをするなら、収穫が終了してから始めるとよいでしょう。」
引用:https://gardenstory.jp/gardening/33288

苗作りの具体的な手順は以下のとおりです。必要な道具は3号(直径9cm)のポリポット、培養土(野菜用)、そして子株を固定するためのUピン(針金を曲げて自作もOK)です。

🌿 ランナーを使った苗作りの手順

ステップ 作業内容
① 土を準備 培養土をポリポットの縁から2cm下まで入れる
② 子株を選ぶ 親株から2〜3番目の子株を選ぶ
③ 固定する 子株をポリポットの土の上に置き、Uピンで固定する
④ 水やり たっぷり水やりし、その後も乾いたら水を与える
⑤ 根付きを確認 1週間ほどで根付く。ぐらつかなければランナーを切り離す
⑥ 夏越し管理 秋の植え付けまで日当たり・風通しの良い場所で管理する

ランナーの切り離しの際は、花が咲く側(親株と逆側)に数cm残しておくと、植え付け時に向きを決める目印になります。小さなコツですが、後の管理が格段に楽になりますよ。また、必要な株数より少し多めに育てておくと、万が一うまく育たなかった場合の予備になるので安心です。


子株は親株から2〜3番目を選ぶのが正解

【栽培】【植え】【農業】子株は親株から2〜3番目を選ぶのが正解

ランナーには複数の子株がつきますが、すべての子株が苗作りに向いているわけではありません。親株に最も近い子株(1番目)は、その後の成長が不安定になりやすいため、苗作りには不向きとされています。

おすすめなのは2番目・3番目の子株です。これらは親株から適度な距離があり、安定した成長が期待できます。選ぶ段階でここを間違えると、秋の植え付けまでうまく育たないことがあるため、番号をしっかり確認してから作業を始めましょう。

「ランナーには間隔をあけていくつかの子株がつきます。この中で、親株に最も近い子株は、その後の成長が不安定になりやすいので苗作りには向きません。親株から数えて2番目、3番目の子株を選んで、苗作りを始めましょう。」
引用:https://gardenstory.jp/gardening/33288

親株の選び方も重要です。子株は親株の性質を引き継ぐため、苗作りをする場合はよい実をたくさんつけた親株を選びましょう。葉が変色していたり縮れていたりする株は、病気の可能性があるため避けてください。健康な親株から育てた子株は、翌年もおいしい実をつける可能性が高いです。

🍓 子株・親株の選び方ポイント

項目 選ぶべき基準
親株 よい実をたくさんつけた元気な株
避けるべき親株 葉が変色・縮れている、弱々しい株
子株の順番 2番目・3番目が最適
避けるべき子株 1番目(親株に最も近いもの)は成長が不安定

また、秋に植え付ける苗を選ぶ際には、葉の色が濃く元気なものを選ぶのが鉄則です。葉が黄色く変色していたり、チリチリしていたり、斑点があったりするものは病気や害虫の可能性があります。せっかく苗を育てても、状態の悪い苗を植えてしまうとうまく育たないことが多いため、選ぶ段階から慎重に判断しましょう。

🌱 植え付け直前の苗チェックリスト

チェック項目 OKの状態 NGの状態
葉の色 濃い緑色 黄色く変色している
葉の状態 張りがある チリチリしている
葉の斑点 なし 白・茶色の斑点あり
株全体 しっかりしている 弱々しい・ぐらついている

夏越しは半日陰と毎日の水やりで乗り越える

【栽培】【植え】【農業】夏越しは半日陰と毎日の水やりで乗り越える

ランナーから育てた子株は、秋の植え付けまでの間に夏を越さなければなりません。いちごは暑さに強くないため、夏越しの管理がとても重要なポイントになります。ここを乗り越えられるかどうかで、秋の植え替え後の生育にも大きな差が出ます。

生育に適した温度は18〜25℃。真夏の直射日光は避け、半日陰になる場所に移動させることが基本です。半日陰の場所がない場合は、すだれやシェードを設置して日差しをやわらげましょう。

マンションのベランダでは、床のコンクリートの照り返しが大きな問題になります。コンクリートが高温になると、その熱がポットの土に伝わり、根を傷める原因になります。すのこを敷いたり、ガーデンラックに置いたりして、床からの熱を遮断する工夫を取り入れましょう。

夏の間はポットの土が乾きやすくなるため、できるだけ毎日土の状態を確認してください。乾いていたらたっぷりと水やりをします。水切れは苗を弱らせる大きな原因になります。逆に水が溜まりっぱなしになるような場所は避け、蒸れにも注意してください。

☀️ 夏越しの注意点チェックリスト

チェック項目 対策
✅ 直射日光を避ける 半日陰の場所へ移動させる
✅ すだれ・シェードを活用する 日差しをやわらげる
✅ 床のコンクリートの熱対策 すのこ・ガーデンラックを活用する
✅ 毎日の水やり確認 乾いていたらたっぷり与える
✅ 風通しの確保 密集した場所を避ける
✅ 蒸れ対策 水はけの良い場所・土を確保する

春の管理は追肥と古葉かきから始めるのが基本

【栽培】【植え】【農業】春の管理は追肥と古葉かきから始めるのが基本

冬の間、いちごは休眠しており「ロゼット状」という、地面に張りついたような姿になります。年が明けて気温が上がってくると、いよいよ生長を再開します。この春の管理が、おいしいいちごを収穫するための重要ステップです。

まず行うのが古葉かきです。冬の霜で傷んだ葉があれば、クラウン部分で葉を根元からかき取ります。これにより、新しい芽が出やすくなります。傷んだ葉をそのままにしておくと、病気の原因にもなるため、早めに処理するのが大切です。

「霜で傷んだ葉があれば、クラウン部分で葉を根元からかき取ると、新しい芽が出やすくなります。」
引用:https://www.honda.co.jp/tiller/yasai/improve/strawberry/step2/

古葉かきと同じタイミングで追肥を行います。米ぬかか油かすを1株あたり約10g、植え穴から与えましょう。この追肥が、春の葉の生長を後押しします。肥料の種類は市販のイチゴ専用肥料でも代用できます。

また、花が咲き始めたら黒マルチの上にワラを敷くのがおすすめです。後で実が垂れ下がっても、ワラが「座布団」の役割をして実が傷むのを防いでくれます。2月中に花が咲くこともありますが、この時期はまだ訪花昆虫が少なく実になりにくいため、早い時期の花は摘んで捨てましょう。実にならない花を残しておいても株の体力を消耗させるだけなので、思い切って摘み取ることが大切です。

🌸 春の管理スケジュール(目安)

時期 作業内容
年明け〜2月 古葉かき(霜で傷んだ葉を取り除く)
2月〜3月 追肥(米ぬかまたは油かすを植え穴から)
2月中の早咲き花 摘んで捨てる(実にならないため)
花が咲き始め ワラを敷いて実を守る・水やり開始
収穫開始後 傷んだ葉・ランナーを随時取り除く

肥料は植え付け1ヶ月後から月1回が目安

【栽培】【植え】【農業】肥料は植え付け1ヶ月後から月1回が目安

いちごへの肥料の与え方は、植え付け後1ヶ月程度は不要です。最初から肥料を与えすぎると、根を傷める原因になることがあります。「肥料は多いほど元気に育つ」と思いがちですが、いちごは与えすぎに注意が必要な植物のひとつです。

植え付けから1ヶ月ほど経過したら、月1回程度、いちご専用の肥料を与えましょう。花が咲き始めたら、カリ肥料を追加すると実の甘みが増すとされています。カリは根や実の充実に効果的な成分で、家庭菜園でも活用しやすい肥料です。

収穫期間中は、2週間に1度のペースで追肥をするのがおすすめです。油かすと骨粉を1対1の割合で混ぜ、1株あたり約10gを植え穴から与えると良いでしょう。長く収穫を楽しむためには、こまめな追肥が欠かせません。

「第1花房の実が採り終わると、第2花房、第3花房と順番に収穫が続きます。長く収穫を続けるため、2週間に1度のペースで追肥をします。油かすと骨粉を1対1の割合で混ぜ、1株あたり約10gを植え穴から追肥し、土が乾いていたら水を植え穴にたっぷり注いでおきます。」
引用:https://www.honda.co.jp/tiller/yasai/improve/strawberry/step2/

🌿 肥料の与え方まとめ

時期 肥料の種類・量 頻度
植え付け直後〜1ヶ月 不要
植え付け1ヶ月後〜 いちご専用肥料 月1回
花が咲き始め カリ肥料を追加 適宜
収穫期間中 油かす+骨粉(1:1)約10g 2週間に1度

また、冬の休眠期間中も、土が乾いている場合は水を与える際に追肥を合わせて行うことで、根の充実を助けることができます。肥料の与えすぎは根腐れや病気の原因にもなるため、量と頻度を守ることが基本です。迷ったら少なめに与えるくらいのスタンスが安全です。


収穫は花が咲いてから約40日が目安

【栽培】【植え】【農業】収穫は花が咲いてから約40日が目安

いちごの収穫時期は、花が咲いてから約40日が目安とされています。焦らずにしっかりと完熟するまで待つことが、甘くて美味しい実を得るコツです。色づいてきたからといって早く収穫すると、酸味が強く甘みの薄い実になってしまうことがあります。

収穫のサインは、ヘタが反って、真っ赤に熟した状態になったことです。色だけでなく、ヘタの反り返り具合も確認しながら判断しましょう。白いいちごの品種の場合は、開花後の日数とヘタの反り返りを目安にします。

「花が咲いてから約40日が収穫の目安です。ヘタが反って、真っ赤に熟したイチゴから順番に収穫します。鳥害が出るようなら防鳥ネットで畝を覆います。」
引用:https://www.honda.co.jp/tiller/yasai/improve/strawberry/step2/

収穫の方法は、ハサミで果柄(花から実へつながる茎)を切り離すか、果柄に爪を立ててちぎります。完熟したいちごは香りが格段によくなり、市販品では味わえない感動があります。

収穫が続く中で、傷んだ葉・虫に食われた実・ランナーなども随時取り除いていきましょう。株を清潔に保つことが、病気予防にもつながります。また、鳥害が出るようなら防鳥ネットで覆う対策も有効です。

🍓 収穫時のポイントまとめ

項目 内容
収穫の目安 花が咲いてから約40日後
収穫のサイン ヘタが反り返り、真っ赤に熟した状態
収穫方法 ハサミで果柄を切るか、爪でちぎる
収穫後のケア 傷んだ葉・ランナーを随時取り除く
鳥害対策 防鳥ネットで覆う
注意点 早採りしすぎると甘みが薄くなる

収穫終了後は、次のシーズンに向けてランナーの管理を始める時期に入ります。収穫が終わったら、今度は「次の苗作り」へとサイクルを回していきましょう。いちごの栽培はこのサイクルを毎年繰り返すことで、ずっと楽しみ続けることができます。


まとめ:いちごの植え替え時期

【栽培】【植え】【農業】まとめ:いちごの植え替え時期

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. いちごの植え替え時期は9月〜11月が最適で、一季なり品種は9月中旬〜10月中旬、四季なり品種は3月下旬〜4月上旬が植え付けの適期である
  2. 株は2〜3年で更新するのが一般的で、毎年ランナーから新しい株を育てて植え替えることが大切である
  3. 初心者には栽培がシンプルな一季なり品種(とちおとめ・紅ほっぺ・章姫など)がおすすめである
  4. プランターは深さ20cm以上・幅30cm以上で排水穴があるものを選び、白や薄い色を選ぶと根の温度上昇を防げる
  5. 用土は水はけの良いものを選び、プランターの底には軽石や鹿沼土を敷くことが基本である
  6. 植え付けの際はクラウンを土に埋めないよう浅く植えることが鉄則で、向きも揃えると収穫しやすくなる
  7. 日当たりと風通しの良い場所を選び、夏は半日陰・冬は南向きに置くことで安定した生育が期待できる
  8. ランナーを使った苗作りは収穫終了後の6月以降に始め、親株から2〜3番目の子株を選ぶのが正解である
  9. 夏越しは直射日光を避け、床からの熱対策をしながら毎日の水やりを続けることが重要である
  10. 春の管理は古葉かきと追肥から始め、花が咲いたらワラを敷いて実を守ることが基本である
  11. 肥料は植え付け1ヶ月後から月1回が基本で、収穫期間中は2週間に1度追肥するのが目安である
  12. 収穫は花が咲いてから約40日後、ヘタが反り返って完熟した状態になってから行うのが正解である

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