DIYや家のリフォームで壁や天井の内装工事をするとき、必ず出てくるのが石膏ボードです。特にホームセンターのコメリでは石膏ボード本体から取り付けに必要な工具まで、関連商品が幅広く揃っています。でも「どんな種類があるの?」「価格はいくら?」「必要な道具は?」など疑問が尽きないことでしょう。
この記事では、コメリで購入できる石膏ボードの種類や価格、さらに取り付けに必要なアンカーやビス、フックなどの関連商品までを徹底解説します。コメリの店舗受け取りサービスや配送オプションについても触れるので、効率的な買い物の参考にしてください。初心者の方でも石膏ボードの基本から応用まで、これ一つで完璧に理解できる内容になっています。
記事のポイント!
- コメリで販売されている石膏ボードの種類と価格相場がわかる
- 石膏ボード取り付けに必要な工具・金具の選び方がわかる
- コメリ独自の石膏ボード関連商品の特徴と利点がわかる
- 石膏ボードの購入方法と店舗受け取り・配送の選び方がわかる
コメリで取り扱う石膏ボードと関連商品の種類
- コメリの石膏ボード価格は他のホームセンターと同等
- 石膏ボードは9.5mmと12.5mmが主流でベベルタイプが人気
- コメリの店舗在庫状況とネット注文の流れ
- 店舗受け取りと配送どちらが便利なのかは使用状況による
- 石膏ボードの規格サイズは910×1820mmが一般的
- 石膏ボードの選び方は用途に合わせて厚みと加工タイプを決める
コメリの石膏ボード価格は他のホームセンターと同等

コメリで販売されている石膏ボードの価格は、他のホームセンターと比較しても競争力のある価格設定になっています。独自調査の結果、例えばナフコでは吉野石膏の石膏ボード9.5mmベベルタイプ(約910×1820mm)が通常価格558円、セール価格485円で販売されていることがわかりました。コメリでも同等サイズの石膏ボードが同程度の価格帯で提供されています。
石膏ボードは比較的安価な建材ですが、複数枚必要になることが多いため、トータルコストを考えると数十円の差も大きくなります。コメリでは定期的にセールを実施していますので、大量に購入する場合はこうしたタイミングを狙うと良いでしょう。
また、コメリカードを利用することでポイントが付与されるため、石膏ボードのような比較的高額な買い物では、ポイント還元も考慮すると実質的な価格メリットがあります。コメリカードでの決済では、通常購入額の約10ポイントが獲得できる商品もあるようです。
石膏ボードの価格は厚みやサイズ、特殊加工の有無によって変動しますが、特に工事業者でない一般の方であれば、コメリの価格帯は十分に満足できるものといえるでしょう。定価で買うよりも、コメリのセールやポイント還元を利用することで、よりお得に購入することができます。
何より、コメリでは石膏ボード本体だけでなく、関連する工具や部材も一緒に揃えられるワンストップショッピングの利便性も大きなメリットです。
石膏ボードは9.5mmと12.5mmが主流でベベルタイプが人気
コメリで取り扱っている石膏ボードの厚さは、主に9.5mmと12.5mmの2種類が主流となっています。この2つの厚みは用途によって使い分けるのが一般的で、それぞれ特徴があります。
9.5mm厚の石膏ボードは軽量で扱いやすく、天井や間仕切り壁など比較的負荷のかからない場所に適しています。価格も12.5mm厚のものよりも安いため、コストパフォーマンスを重視する場合におすすめです。一方、12.5mm厚の石膏ボードは強度が高く、防音性・断熱性にも優れているため、外壁に面する壁や防音性を求める場所に最適です。
また、「ベベルタイプ」という言葉が商品名に含まれていることが多いですが、これは石膏ボードの端部が斜めにカットされているタイプを指します。ベベルタイプは継ぎ目の処理がしやすく、仕上げの際に継ぎ目が目立ちにくいというメリットがあります。DIY初心者の方でも比較的きれいに仕上げられるため、人気が高いのです。
コメリでは、吉野石膏の石膏ボード9.5mmベベルタイプが人気商品のようです。この商品は住宅やオフィス、学校などの壁や天井の内装材として幅広く使用されています。
また、石膏ボードはペイント塗装やクロス張りの下地材としても重要な役割を果たします。最終的な仕上げ方法によっても、選ぶべき石膏ボードのタイプが変わってくるので、購入前に確認しておくと良いでしょう。
コメリの店舗在庫状況とネット注文の流れ
コメリでは石膏ボードの在庫状況をオンラインで確認することができます。コメリドットコムというECサイトにアクセスし、「石膏ボード」で検索すると、各店舗の在庫状況を確認することが可能です。これにより、わざわざ店舗に行ってから在庫がないというムダな時間を省くことができます。
ネット注文の流れは以下のとおりです。まず、コメリドットコムで欲しい石膏ボードを検索・選択します。次に「お店で受け取る」か「配送する」かを選びます。「お店で受け取る」を選んだ場合は、受け取り店舗を指定します。石膏ボードのような大型商品は店舗受け取りがお勧めですが、運搬手段がない場合は配送も選択できます。
注文時間によって受け取り可能時間が変わる点にも注意が必要です。例えば、13時までに注文すれば17時までに受け取れる、17時までに注文すれば翌朝までに用意されるという流れになっているようです。これは店舗在庫がある場合の目安であり、在庫がない場合は取り寄せになるため、時間がかかることもあります。
また、コメリでは「取り置きサービス」も実施しています。これは事前に電話などで商品を取り置きしてもらうサービスで、確実に商品を確保したい場合に便利です。特に石膏ボードのような大きな商品や複数枚必要な場合は、このサービスを利用するとスムーズに購入できるでしょう。
なお、注文後に商品が準備できた際には、メールや電話で連絡が入るシステムになっています。これにより、無駄な待ち時間を減らすことができます。
店舗受け取りと配送どちらが便利なのかは使用状況による
石膏ボードを購入する際、「店舗受け取り」と「配送」のどちらを選ぶべきか迷うことがあるでしょう。これは使用状況によって最適な選択肢が変わってきます。
店舗受け取りのメリットは、何と言っても送料無料である点です。コメリドットコムでは「お店で受け取る」を選ぶことで送料が無料になります。また、受け取りのタイミングを自分で決められるため、作業計画に合わせやすいというメリットもあります。さらに、石膏ボードは実物を確認して品質をチェックできる点も大きなメリットと言えるでしょう。
一方で、店舗受け取りのデメリットは運搬手段が必要になる点です。石膏ボードは910×1820mmという大きなサイズが一般的なため、普通の乗用車では運搬が難しいことがあります。ワゴン車やトラックなど、大きな荷物を運べる車が必要になるでしょう。
対して配送のメリットは、重い石膏ボードを自分で運ぶ必要がない点です。特に複数枚購入する場合や、運搬手段がない場合には非常に便利です。コメリドットコムでは5,000円(税込)以上のお買い上げで送料無料になるキャンペーンも実施しているようなので、大量購入する場合はこうしたキャンペーンを利用するのも一つの手です。
配送のデメリットは、指定した日時に在宅する必要があることや、お届け時間の指定範囲が広いことがあるため、半日程度の待機時間が必要になる可能性がある点です。また、配送料がかかる場合もあります。
結論としては、車の大きさや購入枚数、作業の予定などを考慮して、自分にとって最も便利な方法を選ぶことをお勧めします。
石膏ボードの規格サイズは910×1820mmが一般的
コメリで販売されている石膏ボードの規格サイズは、一般的に910×1820mmが標準となっています。この寸法は業界標準であり、日本の住宅建築における柱の間隔(一般的に910mm)に合わせて設計されています。
このサイズは「3×6尺(さんかけろくしゃく)」とも呼ばれることがあり、日本の伝統的な尺貫法に基づいています。1尺が約303mm、1間が6尺(約1.82m)という日本の建築基準に合わせた寸法なのです。これにより、標準的な日本の住宅の壁や天井に無駄なく施工することができます。
しかし、石膏ボードはこのサイズだけではなく、場所や用途に合わせてカットして使用するのが一般的です。そのため、購入時には必要な寸法を事前に計算し、余裕を持った枚数を準備しておくことをお勧めします。
なお、コメリでは石膏ボードのカットサービスは行っていないようですので、自宅でカットする必要があります。石膏ボードのカットには専用のカッターや定規があると便利ですが、一般的なカッターナイフと長い定規でも代用可能です。カットする際は、表面の紙だけを切り、折ることで簡単に切断できます。
また、石膏ボードは比較的重量があり、910×1820mmサイズの9.5mm厚の場合、1枚あたり約10kgほどになります。持ち運びや施工の際は二人で作業することをお勧めします。特に天井への施工は一人では非常に困難なため、必ず協力者を確保しておきましょう。
石膏ボードの選び方は用途に合わせて厚みと加工タイプを決める

石膏ボードを選ぶ際には、使用する場所や目的に合わせて適切な厚みと加工タイプを選ぶことが重要です。コメリでは様々なタイプの石膏ボードを取り扱っていますので、用途に合った最適な商品を選びましょう。
まず厚みについては、前述のとおり9.5mmと12.5mmが主流です。一般的なガイドラインとしては、天井には9.5mm、壁には12.5mmを使用することが多いですが、防音性や断熱性を高めたい場合は、壁にも12.5mmを選ぶとよいでしょう。
加工タイプとしては、主に以下の種類があります:
- 標準タイプ:最も一般的で価格も安い基本的な石膏ボード
- 防水タイプ:キッチンや浴室など水回りに適した防水加工が施されたもの
- 耐火タイプ:耐火性能が求められる場所に使用する特殊な石膏ボード
- 防音タイプ:遮音性能が高められた石膏ボード
コメリでは、吉野石膏の製品が主に取り扱われているようです。吉野石膏は日本の石膏ボードメーカーの大手で、品質の高さで知られています。
また、クロス下地合板(Mクロス)という商品もあり、これは石膏ボードの代替として使用できる合板です。厚さは9.5mmと12.5mmがあり、石膏ボードよりも強度が高いという特徴があります。価格は石膏ボードより高めですが、特に強度が求められる場所には適しています。
石膏ボードの端部の加工方法にも注目しましょう。「ベベル」と呼ばれる端部が斜めにカットされているタイプは、ボード同士の接合部の処理がしやすく、見た目もきれいに仕上がります。初心者の方には特におすすめです。
さらに、石膏ボードの表面加工も重要なポイントです。ペイント仕上げにする場合とクロス(壁紙)を貼る場合では、適した表面加工が異なる場合があります。店頭スタッフに相談して、最適な商品を選ぶことをお勧めします。
コメリにある石膏ボード関連の工具と使用法
- 石膏ボード用アンカーの種類とコメリでの取り扱い
- 石膏ボード用ビスはコメリで安く購入できるK+BUILD商品がおすすめ
- 石膏ボード用フックはコメリオリジナル商品が傷が目立たない工夫あり
- 石膏ボード用棚受けの取り付け方は画鋲のように押すだけで簡単
- ケイカル板も石膏ボードの代替として購入可能
- 石膏ボードの活用事例としては壁・天井の内装材が一般的
- まとめ:石膏ボードはコメリで本体から工具まで一式揃えられる
石膏ボード用アンカーの種類とコメリでの取り扱い
石膏ボードは比較的柔らかい素材のため、重いものを壁に取り付ける際には専用のアンカーが必要になります。コメリでは多種多様な石膏ボード用アンカーを取り扱っており、用途に合わせて選ぶことができます。
コメリで販売されている主な石膏ボード用アンカーには以下のようなものがあります:
- ボードアンカー G4-25(25本入り、798円):4つの支点でしっかり固定できるタイプのアンカーです。
- エアコンボードアンカー MA-1:エアコンなどの重量物を取り付ける際に適したアンカーで、5本入り、30本入り、200本入りなどパック数も選べます。
- フルシダープラグ:サイズも5×25mm、6×30mm、8×40mm、10×50mm、12×60mmなど様々なサイズが揃っています。
- トリプルグリップ:高い保持力を誇るアンカーで、#10や#12などサイズ展開があります。
石膏ボード用アンカーの選び方のポイントは「取り付けたい物の重さ」と「石膏ボードの厚み」です。例えば、軽いフレームや小物を掛ける場合は小型のアンカーで十分ですが、棚や家電など重いものを取り付ける場合は、大型で強度の高いアンカーを選ぶ必要があります。
アンカーの使用方法も比較的簡単です。多くの場合、まず石膏ボードに適切なサイズの穴を開け、アンカーを差し込んで固定します。その後、アンカーに対応したビスを使って、取り付けたいものを固定していきます。アンカーの種類によって取り付け方が異なりますので、商品パッケージの説明をよく読むか、店頭スタッフに確認するとよいでしょう。
なお、コメリではアンカーの単品だけでなく、セット商品も販売されていますので、初めて使用する方はセット品から始めるのもおすすめです。特に「エビモンゴGAアンカー箱」などの製品は、アンカーとビスのセットになっているため便利です。
石膏ボード用ビスはコメリで安く購入できるK+BUILD商品がおすすめ

石膏ボードを取り付ける際に欠かせないのが専用のビス(ねじ)です。コメリでは自社オリジナルブランド「K+BUILD」の石膏ボード用ビスが特におすすめで、品質が良いにもかかわらず、リーズナブルな価格で購入できます。
K+BUILD石膏ボード用ビス(中袋)は398円で、サイズは3.8×25mm、3.8×28mm、3.8×32mmなどが用意されています。これらのビスは石膏ボードの厚みや固定する下地材に合わせて選ぶことが重要です。例えば、9.5mm厚の石膏ボードを木下地に固定する場合は3.8×25mmが適しています。
また、石膏ボード用ビスの特徴として、頭部が「梨地頭」と呼ばれる表面加工がされているものが主流です。これは、ビスの頭が石膏ボードの表面にきれいに埋め込まれるようにするための工夫で、後で塗装やクロス貼りをする際に仕上がりがきれいになります。
コメリでは徳用パックも取り扱っており、「石膏ボードビス 徳用 3.8×32mm 1800本入 梨地頭 全ネジ」が1,880円、「石膏ボードビス 徳用 3.8×28mm 1900本入」も同じく1,880円で販売されています。大規模な工事やリフォームを予定している場合は、こうした徳用パックの方がコストパフォーマンスが高くなります。
他にも、ダイドーハントやトラスコ中山などのメーカー製品も取り扱っていますが、価格はK+BUILDのものより若干高めです。例えば、トラスコ中山の石膏ボードビス M3.8×25 120本入りは620円、ダイドーハントのHC石膏ボードビス 25mm(270本入)は865円となっています。
ビスの使用方法は、通常の電動ドライバーまたはインパクトドライバーで取り付けることができます。石膏ボードビスには専用のビット(ドライバー先端)があるため、それを使用すると作業がスムーズに進みます。コメリではこうしたビットも販売していますので、ビスと一緒に購入しておくと便利です。
石膏ボード用フックはコメリオリジナル商品が傷が目立たない工夫あり
壁に絵や小物を掛けたい場合に便利なのが、石膏ボード用フックです。コメリではオリジナル商品として「傷が目立たない石膏ボード用フック」を販売しており、これが非常に使いやすいと評判です。
「コメリ 傷が目立たない石膏ボード用フック シングル 2個入り」は278円、「ダブル 2個入り」は378円で販売されています。このフックの特徴は、取り付けた後に取り外しても傷が目立ちにくいように設計されている点です。一般的な石膏ボード用フックは取り外す際に大きな穴が残ってしまいますが、このフックなら壁の美観を保ちやすいのが魅力です。
その他にも、「マジカルピンフック シングル ホワイト 石膏ボード用」(498円)や「マジカルピンフック ダブル ホワイト 石膏ボード用」(598円)といった商品も人気があります。これらは特殊なピンを使用することで、フックの保持力を高めつつも壁への負担を抑える工夫がされています。
石膏ボード用フックの選び方としては、掛けるものの重さが最も重要なポイントです。一般的にシングルタイプは軽いもの(1〜3kg程度)、ダブルタイプはやや重いもの(3〜5kg程度)に適しています。それ以上の重量物を掛ける場合は、前述のアンカーを使用した固定方法を検討する必要があります。
フックの取り付け方法は非常に簡単で、多くの場合は工具不要です。石膏ボードにフックのピン部分を押し込むだけで固定できるタイプが多く、初心者でも簡単に取り付けることができます。ただし、必ず商品パッケージに記載されている耐荷重を確認し、それを超える重さのものは掛けないようにしましょう。
色のバリエーションも豊富で、白(ホワイト)や黒(ブラック)、シルバーなどがあります。壁の色や掛けるものに合わせて選ぶと、見た目もスッキリとした印象になります。
石膏ボード用棚受けの取り付け方は画鋲のように押すだけで簡単
石膏ボードの壁に棚を設置したい場合に便利なのが、石膏ボード用棚受けです。コメリでは「ベスト 石膏ボード用棚受け」というシリーズが販売されており、画鋲のように押すだけで簡単に取り付けられる便利な商品です。
この棚受けは、「1×4材用」と「1×6材用」の2サイズがあり、カラーはホワイトとブラックから選べます。価格は798円となっています。「1×4材用」は断面が約19×89mmの木材用、「1×6材用」は断面が約19×140mmの木材用です。
これらの棚受けの最大の特徴は、その取り付けやすさにあります。通常、棚受けを取り付けるには下地の位置を探してビスで固定する必要がありますが、この製品は特殊なマジカルピンを採用し、画鋲のように押し込むだけで簡単に取り付けることができます。
取り付け手順はたった3ステップで完了します:
- 棚を設置したい位置に棚受けを当てる
- 付属のマジカルピンを押し込む
- 棚板を置く
この棚受けの耐荷重は約8kgとなっており、書籍や小物を置く棚として十分な強度を持っています。ただし、重い電化製品や大量の本などを置く場合は、より強度の高い棚受けを検討する必要があるでしょう。
また、取り外す際には穴が目立たないという利点もあります。通常の棚受けを取り外すと大きな穴が残ってしまいますが、マジカルピンを使用したこの棚受けは、取り外した後の穴が小さく目立ちにくいため、賃貸住宅などでも安心して使用できます。
セット内容は、上部パーツ、下部パーツ、棚受パーツ、ピン押し具、マジカルピン3本、木ねじ1本と充実しています。これ一つで棚を設置するのに必要なものがほぼ揃っているため、別途道具を購入する必要がありません。
シンプルなデザインで、どんなインテリアにも馴染みやすい点も魅力の一つです。特に白い壁に白い棚受けを使用すると、より一体感のある見た目になります。
ケイカル板も石膏ボードの代替として購入可能

石膏ボードの代替材料として注目されているのが「ケイカル板」(ケイ酸カルシウム板)です。コメリではこのケイカル板も取り扱っており、用途に応じて石膏ボードと使い分けることができます。
ケイカル板の主な特徴は、耐水性・耐火性に優れている点です。石膏ボードは水に弱く、湿気の多い場所では劣化しやすいという欠点がありますが、ケイカル板は水に強いため、キッチンや浴室周りなどの水回りに適しています。また、高い耐火性も持ち合わせているため、火気を使用する場所の壁材としても適しています。
コメリで販売されているケイカル板には、「ケイカル板 厚さ5mm 910×1820mm KC536」(798円)や「ケイカル板 910×1820×6mm」(1,380円)などがあります。また、「ケイカル板 5m/m3×6有孔」(1,780円)という穴が開いたタイプも販売されており、これは吸音性を高めるために使用されます。
ケイカル板の加工方法は石膏ボードと似ていますが、やや硬いため、カットする際には石膏ボードよりも力が必要になります。専用のカッターを使用するか、電動のカッターを使うと作業がスムーズに進みます。
取り付け方法も石膏ボードと基本的には同じで、専用のビスを使用して下地に固定します。ただし、ケイカル板専用のビスがあるため、それを使用するとより確実に固定できます。
ケイカル板のデメリットとしては、石膏ボードよりも価格が高い点と、やや重量がある点が挙げられます。そのため、予算やDIYの難易度を考慮して、石膏ボードとケイカル板を適材適所で使い分けることが重要です。
例えば、一般的な居室の壁や天井には価格の安い石膏ボードを使用し、キッチン周りや浴室近くなど水気のある場所にはケイカル板を使用するという方法が効率的です。また、耐火性が求められる場所(暖炉周りなど)にもケイカル板が適しています。
コメリではこれらの材料に加えて、ケイカル板と石膏ボードを接合するための「フクビ見切」や「フクビスーパージョイナー」なども販売しており、異なる材料を組み合わせて使用する際に便利です。
石膏ボードの活用事例としては壁・天井の内装材が一般的
石膏ボードは住宅やオフィス、学校、ビルなどの壁や天井の内装材として最も一般的に使用されています。コメリで販売されている石膏ボードも、まさにこうした用途を想定した商品となっています。
具体的な活用事例としては、以下のようなものが挙げられます:
- 新築住宅の壁・天井の下地材:新築住宅では、ほぼすべての内壁や天井に石膏ボードが使用されています。これらの上にクロス(壁紙)を貼ったり、塗装を施したりして仕上げます。
- リフォーム時の壁面更新:古くなった壁を新しくする際に、既存の壁の上から石膏ボードを貼ることで、簡単に壁面を更新することができます。これは「重ね貼り」と呼ばれる手法です。
- 間仕切り壁の作成:オープンスペースを区切って個室を作る際に、軽量鉄骨(LGS)やツーバイフォー材などの骨組みに石膏ボードを貼り付けて壁を作ります。DIYでも比較的取り組みやすい工事です。
- 防音対策:音楽室や子供部屋など、防音性を高めたい場所では、防音タイプの石膏ボードや、一般的な石膏ボードを二重に貼る「二重貼り」という方法で防音効果を高めることができます。
- 天井の修復:雨漏りなどで天井が傷んだ場合、該当部分の石膏ボードを交換することで比較的簡単に修復することができます。
これらの用途で石膏ボードを活用する際には、適切な工具や金具が必要になります。例えば、石膏ボードを貼る際には、石膏ボード用ビスやドライバー、カッターナイフ、定規などの基本工具に加え、継ぎ目処理のためのジョイントコンパウンドやジョイントテープなども必要になります。
さらに、石膏ボードを貼った後の仕上げ方法も重要です。一般的には以下の3つの方法があります:
- クロス(壁紙)貼り:最も一般的な仕上げ方法で、石膏ボードの上に専用の接着剤を使って壁紙を貼ります。
- 塗装:石膏ボードの継ぎ目をパテで処理した後、下地材を塗布し、その上から塗料で仕上げます。
- 左官仕上げ:石膏ボードの上から漆喰や珪藻土などの左官材を塗って仕上げる方法です。
コメリでは、これらの仕上げ材料も多数取り扱っているため、石膏ボードから仕上げ材まで一貫して購入することができます。初心者の方は、店頭スタッフに相談しながら必要な材料を揃えるとよいでしょう。
まとめ:石膏ボードはコメリで本体から工具まで一式揃えられる
最後に記事のポイントをまとめます。
- コメリでは石膏ボード本体を9.5mmと12.5mmの厚みで販売している
- 石膏ボードの標準サイズは910×1820mmで、主に壁や天井の内装材に使用される
- ベベルタイプの石膏ボードは継ぎ目処理がしやすく、DIY初心者におすすめ
- コメリの石膏ボード価格は他のホームセンターと同等で、コメリカードを使えばポイント還元もある
- 店舗受け取りならば送料無料だが、運搬手段が必要になる
- 配送は重い石膏ボードを自分で運ぶ必要がなく便利だが、送料がかかる場合がある
- 石膏ボード用アンカーは用途や重量に応じて適切なものを選ぶことが重要
- K+BUILDの石膏ボード用ビスはコストパフォーマンスに優れており、徳用パックもある
- 石膏ボード用フックは「傷が目立たない」タイプが壁の美観を保つのに役立つ
- 石膏ボード用棚受けは画鋲のように押すだけで簡単に取り付けられる便利さがある
- ケイカル板は耐水性・耐火性に優れ、水回りや火気使用場所に適している
- 石膏ボードの活用事例は多様で、壁や天井の下地材、間仕切り壁、防音対策などがある
- コメリでは石膏ボード本体だけでなく、取り付けに必要な工具や金具も一式揃えられる
- 石膏ボードの仕上げにはクロス貼り、塗装、左官仕上げなどの方法がある
- 初心者は店頭スタッフに相談しながら材料を揃えるのがおすすめである
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://www.komeri.com/shop/e/e006006876038/
- https://www.komeri.bit.or.jp/pw/
- https://www.komeri.com/shop/c/c2324/
- https://nafco-online.com/products/detail.php?product_id=24437479
- https://www.komeri.com/shop/c/c26190802/
- https://shopping.yahoo.co.jp/search/%E3%82%B3%E3%83%A1%E3%83%AA+%E7%9F%B3%E8%86%8F%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89%E7%94%A8%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC/2503/
- https://www.komeri.com/shop/g/g470748/
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