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モンステラ茎伏せでメネデールは必要?🌿 失敗しない方法と成功のコツを徹底解説!

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モンステラの茎伏せは、節を使って新しい株を増やすことができる魅力的な増殖方法です。しかし、メネデールを使うべきかどうかや、成功させるためのコツについて悩む方も多いようです。茎伏せの際の水苔の使い方や、土の選び方によって成功率が大きく変わってきます。

今回は、モンステラの茎伏せの具体的な手順から、メネデールの効果、水やりの頻度、気をつけるべきポイントまで、実践的な情報をまとめました。失敗しないための土の選び方や、新芽が出ない場合の対処法なども詳しく解説していきます。

記事のポイント!

  1. モンステラの茎伏せに適した時期と、成功率を上げるための準備物について
  2. メネデールの使用は必須ではないものの、発根を促進する効果について
  3. 水苔、有機質土、無機質土それぞれのメリット・デメリットと使い方
  4. 茎が黒くなる・腐る原因と、新芽が出ない場合の具体的な対処法

モンステラ茎伏せの基本とメネデールの効果

  1. 茎伏せとは節を土に寝かせて増やす方法
  2. メネデールは必須ではないが発根を促進
  3. 茎伏せに適した時期は5月〜7月
  4. 茎伏せに必要な道具と準備物
  5. 水苔と用土の選び方が重要
  6. 置き場所は室内の適温な場所を選ぶ

茎伏せとは節を土に寝かせて増やす方法

モンステラの茎伏せは、節を土に寝かせて根を生えさせる増殖方法です。節1つあればその数だけ株を増やすことができます。挿し木や水差しの一種とも言えますが、茎を横に寝かせて育てる点が特徴的です。

茎伏せの方法は、剪定して切り取った節を土の上に置いて、下半分ほど土に埋めるだけです。他の増やし方と比べて非常に簡単に増やすことができます。

葉があると光合成や蒸散の効果で成長が早くなりますが、多すぎると逆効果になることもあります。葉の数は、しおれてきたら減らすのがおすすめです。

気根がある場合は残すことで発根の確率が上がりますが、長すぎる気根は管理の邪魔になるためカットしても問題ありません。

成長点は節のすぐ上にあり、ここから新芽が出てきて育っていきます。成長点は葉柄の根本の左右どちらかにあることが多く、薄皮に隠れていることもあります。

メネデールは必須ではないが発根を促進

メネデールは茎伏せの際の必須アイテムではありませんが、発根を促進する効果があります。水に100倍に希釈して使用します。

メネデールは植物の切り口を保護すると同時に、新しい根の発生を促進する効果があります。発根の確率を上げたい場合は、カット後のメネデール溶液での水揚げがおすすめです。

メネデール以外にも、カット後に5分ほど水につけてアク抜きをする方法もありますが、効果については確実な情報は得られていません。

カット後の切り口からは樹液が出てきますが、これには有毒性があり肌に付くとかぶれる可能性があるため、手袋の着用が推奨されます。

植え付け後は、土や水苔が乾燥しないように管理することが重要で、その際のメネデールの追加使用は不要です。

茎伏せに適した時期は5月〜7月

モンステラの茎伏せに最適な時期は5月から7月の暖かい期間です。これは植物の成長が活発な時期にあたります。

室内で年中気温が15度以上に保てる環境であれば、時期にこだわる必要は少ないという意見もあります。ただし、寒い季節は成長が遅くなる傾向があります。

温度管理は20~30度、湿度は60~80%程度が理想的です。この条件を満たせる環境であれば、成功率は高くなります。

冬場は生育が止まる休眠期に入るため、秋に植え替えることは避けるべきです。これは冬を越すための準備が整わないためです。

新葉が開きかけの時期は、葉が完全に開いてから茎伏せを行うことをお勧めします。

茎伏せに必要な道具と準備物

メネデール 茎伏せに必要な道具と準備物

茎伏せに必要な基本的な道具は、ハサミ、カッターナイフ(または包丁)、アルコール(消毒用)です。ハサミは園芸用が望ましいですが、一般的なハサミでも構いません。

植え付け用の資材として、植木鉢、培養土(または水苔)、鉢底ネット、鉢底石が必要です。鉢のサイズは必要最小限で構いません。

雑菌の侵入を防ぐため、トップジンMペーストなどの癒合剤があると良いでしょう。代用としてアロンアルファを使用することもできます。

支柱があると、カットした茎についた葉を支えることができ、より安定した管理が可能になります。

カット時の樹液対策として、ゴム手袋の準備も推奨されます。

水苔と用土の選び方が重要

水苔は土よりも水分を長く含んだ状態を維持できるため、発芽しやすい特徴があります。特にニュージーランド産の水苔がおすすめです。

用土は観葉植物用であれば基本的に使用可能ですが、さし芽種まき用の土が最適です。水はけや通気性を考慮して、鉢底には必ず鉢底石を入れます。

水苔を使用する場合は、茎の総量に対して1.2倍から1.3倍程度の量を用意します。水苔は茎をぐるっと包むように使用します。

土を使用する場合は、無機質用土(鹿沼土、赤玉土など)が適しています。マグァンプKなどの元肥は入れても良いですが、通常の肥料は不要です。

密閉する場合はカビ防止のために肥料は入れないようにします。土の量は鉢の大きさに合わせて調整します。

置き場所は室内の適温な場所を選ぶ

置き場所は室内の適温が保たれる場所が最適です。リビングなど、寒すぎず暑すぎない場所を選びましょう。

直射日光は避けますが、明るい日陰など、適度な光が当たる場所が理想的です。光合成を行うことで、発根や発芽が促進されます。

室外での管理は避けるべきです。特に冬は昼と夜で大きな温度変化が起きるため、ゆっくりと根を育てたい茎伏せには適しません。

夏季は水温が上がりすぎないよう注意が必要です。容器に直接日が当たらないよう工夫しましょう。

置き場所を決めたら、頻繁に移動させることは避け、安定した環境を保つことが重要です。

モンステラ茎伏せの実践的な方法とトラブル対策

  1. 茎の切り方と成長点の見つけ方
  2. 水やりは乾燥させない程度に調整
  3. 気根の扱い方で成功率が変わる
  4. 黒くなる・腐る原因と対処法
  5. 新芽が出ない時の対策方法
  6. まとめ:モンステラ茎伏せ成功のポイントとメネデールの使い方

茎の切り方と成長点の見つけ方

モンステラをカットする際は、必ず節と節の間で切ります。これは成長点が節のすぐ上にあるためです。カット時は清潔なハサミを使用し、切るたびに消毒することで雑菌の混入を防ぎます。

カットした茎は、節を2~3個程度残すのが理想的です。複数の節があることで、発根や発芽の可能性が高まります。切り口は水平にカットするのがおすすめです。

カット後は癒合剤やアロンアルファを塗布して切り口を保護します。ただし、水差しする場合は塗布しないようにしましょう。水を吸収できなくなってしまいます。

成長点は葉柄の根本の左右どちらかにあることが多く、薄い皮(袴)に隠れていることもあります。この成長点から新芽が出てきます。

葉柄だけのカットでは新芽は出ません。必ず節を含めてカットすることが重要です。

水やりは乾燥させない程度に調整

茎伏せ中の水やりは、使用している培地が乾燥しない程度に行います。特に水苔を使用している場合は、2~3日に1回程度の水やりで管理します。

土で茎伏せをしている場合は、土の表面が乾いたら水を与えます。ただし、与えすぎは根腐れの原因となるため注意が必要です。

水差しの場合は、植え替え後1~2週間は毎日の水交換が推奨されます。水には根腐れ防止のためケイ酸塩白土やゼオライトを入れると良いとされています。

発芽発根待ちのモンステラは水の消費が通常より少なくなるため、やや湿っている程度を維持します。

植え替え時の水やりは、土が乾くまで待たずに少々多めに与えて育てます。

気根の扱い方で成功率が変わる

メネデール 気根の扱い方で成功率が変わる

気根は空中にある状態から土中や水中に入れると腐りやすい特徴があります。逆に、土中の気根を空中に出すと枯れることがあります。

理想的な方法としては、モスポールに気根を入れておくと水苔に慣れた状態になり、株分け時にすぐに活着しやすくなります。

気根は節近くから生えてきますが、ない場合でも発根は可能です。気根がある場合は残すことで発根率が上がりますが、長すぎる場合は適度な長さにカットしても問題ありません。

気根から新芽が出ることもありますが、基本的には成長点からの発芽を期待します。

気根の状態は株の状態を判断する良い指標となります。気根が健康な状態を保っているかどうかをチェックしましょう。

黒くなる・腐る原因と対処法

モンステラの茎が黒くなったり腐ったりする主な原因は、日照不足と水分の与えすぎです。特に水苔を使用している場合は、常時水分が滞留しているため、追加の水やりは控えめにします。

腐りはじめた場合は、すぐに確認して腐った部分を切除します。節が残っていれば、その部分から再度発根する可能性があります。

茎の中や根の中の変色がなくなるまでカットし、安全な部分まで戻すことで復活の可能性が出てきます。

水の温度管理も重要で、特に夏場は水温が上がりすぎないよう注意が必要です。新鮮な水を定期的に与えることで、腐敗を防ぐことができます。

密閉して育てる場合は、カビの発生に注意を払う必要があります。通気性を確保しつつ、適度な湿度を保つことがポイントです。

新芽が出ない時の対策方法

新芽が出ないときは、まず環境を見直します。適温(20~30度)と適度な湿度(60~80%)が保たれているか確認します。直射日光は避けつつ、明るい場所に置くことで光合成を促します。

古い株や何度もカットされた株は発芽しにくい傾向があります。また、分岐を繰り返した株の古い成長点は活性が低下している可能性があります。

発芽までの期間は株の状態によって大きく異なり、早ければ半月以内に発芽しますが、数ヶ月かかることもあります。茎が腐らない限り、しばらく様子を見ることをおすすめします。

水苔での管理は土よりも発芽しやすい傾向があります。発芽が見られない場合は、土から水苔に植え替えることも検討できます。

節が複数ある場合は、別の成長点から発芽する可能性もあるため、すぐに諦めずに管理を続けることが重要です。

まとめ:モンステラ茎伏せ成功のポイントとメネデールの使い方

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. 茎伏せは節を含めてカットすることが必須である
  2. 最適な増殖時期は5月~7月の成長期である
  3. メネデールは必須ではないが、発根促進効果がある
  4. 水苔は土よりも発根・発芽が早い傾向にある
  5. 気温20~30度、湿度60~80%が理想的である
  6. 気根は残すことで成功率が上がる
  7. 複数の節を残すことで発芽の可能性が高まる
  8. 水やりは培地が乾かない程度に調整する
  9. 腐りの兆候が見られたら、すぐに対処が必要である
  10. 発芽まで早くて2週間、遅いと数ヶ月かかる
  11. 古い株や分岐を繰り返した株は発芽しにくい
  12. 日照不足と水分過多が失敗の主な原因となる