アシックス安全靴のBOAワイヤー交換は無料でできる！【保証制度から手順まで完全ガイド】

アシックス安全靴を愛用している作業者の中には、BOAワイヤーが切れてしまって困った経験をお持ちの方も多いでしょう。「高い安全靴を買ったのに、ワイヤーが切れたら買い替えなければならないのか」と心配になりますが、実際にはそんな必要はありません。BOAシステムには優れた保証制度があり、無料でワイヤーを交換することができるのです。

この記事では、アシックス安全靴のBOAワイヤー交換について、保証制度の利用方法から具体的な交換手順、さらには予防方法や購入できる場所まで詳しく解説します。多くの作業者が知らない無料交換の方法や、自分で簡単にできる修理手順を知ることで、大切な安全靴を長く使い続けることができるでしょう。

この記事のポイント
✅ BOAライフタイム保証で無料ワイヤー交換が可能
✅ 公式サイトから修理キットを1～2週間で取り寄せ
✅ 専用工具付きで誰でも簡単に交換作業ができる
✅ 市販品購入なら1,500円～3,000円程度の費用

アシックス安全靴のBOAワイヤー交換の基本知識

1. アシックス安全靴のBOAワイヤー交換は無料の保証制度で対応可能
2. BOAワイヤーが切れる原因は経年劣化と強い負荷
3. ワイヤーの予備は購入時に付属していない
4. BOAワイヤーの素材はステンレス鋼で太さは0.8mm前後
5. 市販品での交換は1,500円～3,000円程度の費用
6. アシックス安全靴の販売店は作業用品店やオンラインで購入可能

アシックス安全靴のBOAワイヤー交換は無料の保証制度で対応可能

アシックス安全靴のBOAワイヤーが切れてしまった場合、最も重要なのはBOAライフタイム保証制度の存在を知ることです。この制度は、BOAテクノロジー社が提供している画期的なサービスで、BOA搭載製品の製品寿命期間中、ダイヤルとワイヤーを無償で保証しています。

BOAライフタイム保証制度は、一般的には「製品の不具合」として認識されがちなワイヤーの切れやダイヤルの破損に対して、非常に寛大な対応を行っています。例えば、ペットの犬がダイヤルを噛んで壊してしまった場合でも保証の対象となるほどです。これは、BOA社が製品の品質に絶対的な自信を持っているからこそ実現できるサービスといえるでしょう。

保証を利用する手続きは驚くほど簡単で、BOAの公式サイトから申請フォームに必要事項を入力するだけです。申請時には、メーカー名（Asics）、製品タイプ（安全靴）、破損箇所（ワイヤーまたはダイヤル）、使用しているダイヤルの種類などの基本情報を入力します。

📋 BOA保証制度の特徴

項目	内容
保証期間	製品寿命の全期間
保証対象	ダイヤル・ワイヤー
申請方法	オンライン申請
配送期間	1～2週間
費用	完全無料

ただし、保証されるダイヤルとワイヤーは標準仕様となり、色はブラックのみとなります。オリジナルの色とは異なる場合がありますが、機能面では全く問題ありません。また、縫製部分や熱溶接部分の損傷は保証対象外となるため、これらの部分に問題がある場合は靴の製造元であるアシックスに相談する必要があります。

BOAワイヤーが切れる原因は経年劣化と強い負荷

BOAワイヤーが切れる原因を理解することで、適切な予防策を講じることができます。最も一般的な原因は経年劣化による摩耗です。BOAワイヤーはステンレス鋼製で非常に耐久性が高いものの、日常的な使用により少しずつ摩耗していきます。

特に、作業現場では靴に砂や埃、金属片などが付着しやすく、これらがワイヤーガイド内に入り込むことでワイヤーとの摩擦が増加します。また、過度に強い力での締め付けも、ワイヤーに不要な負荷をかける原因となります。一般的には、足にフィットする程度の適度な締め付けで十分であり、必要以上に強く締める必要はありません。

作業環境による影響も見逃せません。溶接作業や重機操作など、火花や高温にさらされる環境では、ワイヤーのナイロンコーティングが劣化しやすくなります。また、化学薬品を扱う現場では、薬品がワイヤーに付着することで材質の劣化が進む可能性があります。

⚠️ ワイヤーが切れやすくなる要因

要因	詳細
経年劣化	日常使用による自然な摩耗
異物混入	砂・埃・金属片などの侵入
過度な締め付け	必要以上の強い力での調整
高温環境	溶接作業などでの熱による劣化
化学薬品	薬品接触による材質劣化

さらに、不適切な調整方法もワイヤー切れの原因となります。BOAダイヤルを勢いよく回しすぎたり、ワイヤーが絡まった状態で無理に調整したりすると、局所的に大きな負荷がかかってしまいます。日頃から正しい使用方法を心がけることで、ワイヤーの寿命を大幅に延ばすことができるでしょう。

ワイヤーの予備は購入時に付属していない

アシックス安全靴を購入する際、多くの方が「ワイヤーの予備は付いているのだろうか」と疑問に思うでしょう。結論から申し上げると、アシックス安全靴には基本的にワイヤーの予備は付属していません。これは、BOAシステム自体が高い耐久性を前提として設計されているためです。

BOA社では、通常の使用であればワイヤーが簡単に切れることはないという考えのもと、初めから予備ワイヤーを同梱していません。また、前述のライフタイム保証制度により、万が一ワイヤーが切れた場合でも無償で修理キットを提供しているため、予備を付属させる必要がないとも考えられます。

しかしながら、過酷な環境で継続的に使用する場合は、あらかじめ修理キットを取り寄せておくことを推奨します。特に、現場作業で毎日安全靴を使用し、すぐに交換が必要な状況が想定される場合は、予防的に修理キットを準備しておくと安心です。

🔧 予備パーツ準備のメリット

• ✅ 突然のワイヤー切れに即座に対応可能
• ✅ 作業の中断時間を最小限に抑制
• ✅ 修理キット配送待ちのストレス軽減
• ✅ 現場での緊急時にも安心

予備の修理キットを取り寄せる場合は、BOA公式サイトの「スペアパーツ検索」を利用します。こちらは故障していない状態でも購入可能なサービスで、必要に応じて有料でスペアパーツキットを購入することができます。ただし、まずは無償の保証制度を利用することを強くお勧めします。

また、使い古したアシックス安全靴がある場合は、100円ショップの精密ドライバーを使ってダイヤル部分を取り外し、予備部品として保管しておくという方法もあります。ただし、これは自己責任での作業となりますので、十分な注意が必要です。

BOAワイヤーの素材はステンレス鋼で太さは0.8mm前後

BOAワイヤーの品質を理解するためには、その素材と構造について知っておくことが重要です。BOAワイヤーには、航空機の制御ケーブルにも使用されるほどの高強度なステンレス鋼が採用されています。一般的な紐やナイロン製のコードと比べて、圧倒的に優れた耐摩耗性を誇ります。

ワイヤーの太さは、0.81mm～0.85mmの範囲が一般的です。アシックス安全靴の場合、多くのモデルで0.8mm前後のワイヤーが使用されています。この太さは、靴のフィット感と耐久性のバランスを最適化するために選ばれており、細すぎず太すぎない絶妙なサイズといえるでしょう。

ワイヤーの構造も非常に精密で、7本のワイヤーを撚り合わせたものをさらに7束組み合わせ、合計49本の細いワイヤーで構成されています。この複雑な構造により、柔軟性と強度を両立させています。さらに、表面にはナイロンコーティングが施されており、摩擦による劣化を防ぐとともに、スムーズな締め付け操作を実現しています。

📐 BOAワイヤーの仕様詳細

項目	仕様
素材	ステンレス鋼
太さ	0.81mm～0.85mm
構造	49本撚り（7×7構造）
コーティング	ナイロン
長さ	約1.5m（修理キット）

用途によってワイヤーの太さが変わることもあります。例えば、一般的なワークシューズには0.81mm前後の比較的細いワイヤーが採用される一方、より過酷な環境で使用する安全靴には0.85mm以上の太いワイヤーが使われることがあります。スキー用ブーツなどでは、さらに太い1.7mmのワイヤーが使用される場合もあります。

交換用ワイヤーを購入する際は、現在使用しているワイヤーの太さを確認することが重要です。適合しないワイヤーを取り付けると、締め付けが不均一になったり、ダイヤル部分が正しく機能しなくなる可能性があります。修理キットを申請する際に正確な製品情報を入力することで、適切なワイヤーが送られてきます。

市販品での交換は1,500円～3,000円程度の費用

BOAライフタイム保証制度を利用すれば無料でワイヤー交換ができますが、急ぎで交換が必要な場合や予備として購入したい場合は、市販品を購入するという選択肢もあります。市販のBOAワイヤー交換キットの価格は、一般的に1,500円～3,000円程度となっています。

購入できる場所は多岐にわたります。ワークショップや作業用品店では実店舗での購入が可能で、すぐに入手できる利点があります。ただし、取り扱いが限られているため、事前に在庫状況を確認することをお勧めします。オンラインショップでは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで BOAワイヤー交換キットが販売されており、2,000円前後の商品が多く見つかります。

💰 市販ワイヤーの価格比較

購入方法	価格帯	メリット	デメリット
作業用品店	2,000円～3,000円	即座に入手可能	取り扱い店舗が限定的
オンラインショップ	1,500円～2,500円	豊富な選択肢	配送時間が必要
修理業者	3,000円～5,000円	作業込み	高コスト

市販品を購入する際の注意点として、純正品と互換品の違いがあります。純正品はBOA社が直接供給するもので、品質や適合性が保証されています。一方、互換品は他社が製造したもので、価格は安いものの品質にばらつきがある可能性があります。購入時には、必ず対応モデルを確認することが重要です。

また、専門の修理業者に依頼する場合は、修理料金込みで3,000円～5,000円程度かかることがあります。自分で交換作業が難しい場合や、確実に修理したい場合は、この選択肢も検討できるでしょう。ただし、BOAワイヤーの交換は比較的簡単な作業なので、まずは自分で挑戦してみることをお勧めします。

アシックス安全靴の販売店は作業用品店やオンラインで購入可能

アシックス安全靴の購入を検討している方や、BOAワイヤー交換のついでに新しい安全靴を検討している方のために、主要な販売店をご紹介します。アシックス安全靴は、全国の作業用品専門店からオンラインショップまで、幅広い販売店で購入することができます。

実店舗での購入を希望する場合、作業服や安全靴を取り扱う**プロショップ（作業用品専門店）**が最も確実です。これらの店舗では、実際に履いてフィット感を確かめることができ、専門スタッフからアドバイスを受けることも可能です。また、一部のホームセンター（コーナンなど）でも取り扱いがありますが、品揃えは限られているため、事前に在庫状況を確認することが重要です。

オンラインでの購入は、選択肢の豊富さと利便性が魅力です。アシックス公式オンラインストアでは、最新モデルや限定カラーの安全靴を購入でき、保証やサイズ交換サービスも利用できます。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでは、ポイント還元やセールを利用してお得に購入できることがあります。

🏪 主要販売店の特徴

販売店タイプ	メリット	デメリット
作業用品専門店	試着可能・専門アドバイス	取り扱いモデル限定
ホームセンター	アクセス良好	品揃えが少ない
公式オンラインストア	最新モデル・保証充実	試着不可
大手ECサイト	ポイント還元・価格競争	偽物リスク

購入時の注意点として、サイズ選びが挙げられます。アシックスの安全靴は、一般的なスニーカーとはサイズ感が異なる場合があるため、可能であれば試し履きできる店舗での購入が理想的です。オンラインで購入する場合は、レビューやサイズガイドを参考にし、必要に応じてサイズ交換サービスを利用しましょう。

また、偽物への注意も重要です。一部の通販サイトでは、正規品ではない商品が販売されていることもあります。公式ストアや信頼できるショップでの購入を心がけ、異常に安い商品には注意を払うことが大切です。

アシックス安全靴のBOAワイヤー交換の実践方法

1. 無料修理キットの申請はBOA公式サイトから簡単に行える
2. ワイヤー交換の手順は専用工具で誰でも実施可能
3. BOAダイヤルが割れた場合も同様に交換対応できる
4. ワイヤーの緩め方と調整方法で長持ちさせることが重要
5. 修理キットが届かない時はBOAテクノロジージャパンに連絡
6. お手入れ時はワイヤーを外さずに緩めて清掃する
7. まとめ：アシックス安全靴のBOAワイヤー交換は保証制度を活用しよう

無料修理キットの申請はBOA公式サイトから簡単に行える

BOAライフタイム保証制度を利用した無料修理キットの申請手順は、想像以上に簡単です。まず、BOA公式サイトにアクセスし、保証パーツの申請ページを開きます。申請フォームは日本語で表示され、順序立てて入力していけば誰でも完了できる設計になっています。

申請時に必要な基本情報は以下の通りです。メーカー名は「Asics」とアルファベットで入力すると、自動的にボタンが表示されます。製品タイプは「安全靴」を選択し、破損箇所はワイヤーまたはダイヤルから該当するものを選びます。使用しているダイヤルの種類は、アシックス安全靴では一般的に「L6タイプ」が使用されています。

申請過程では、破損状況を示す写真の添付を求められる場合がありますが、これは任意項目です。メーカーが品質向上のためのデータ収集を目的としているため、可能であれば協力することをお勧めします。写真は、ワイヤーの切れた部分やダイヤルの破損状況がわかるように撮影しましょう。

📝 申請時の必要情報

項目	入力内容
メーカー名	Asics
製品タイプ	安全靴
カテゴリ	ワークウェア
破損箇所	ワイヤー/ダイヤル
ダイヤル種類	L6タイプ（一般的）

配送先情報の入力では、正確な住所と連絡先を記載することが重要です。修理キットは海外（香港）から国際郵便で発送されるため、住所は英語表記でも対応できるよう、建物名や部屋番号まで詳細に記入しましょう。電話番号も日本の国番号（+81）を付けて記載することが推奨されています。

申請完了後、通常1～2週間程度で修理キットが届きます。ただし、国際郵便のため、天候や物流状況によって遅れることもあります。急ぎで必要な場合は有料の速達オプションも選択できますが、基本的には無料配送で十分でしょう。申請から3～4日以内に確認メールが届くので、メールアドレスは間違いのないよう注意深く入力してください。

ワイヤー交換の手順は専用工具で誰でも実施可能

修理キットが届いたら、いよいよワイヤー交換作業の開始です。修理キットには、交換用ワイヤー2本、ダイヤル2個、専用工具、そして詳細な図解交換説明書が含まれているため、特別な技術や経験がなくても安全に作業を行うことができます。

作業の第一ステップはダイヤルの取り外しです。ダイヤルを上に引き上げ、付属の専用工具または細いマイナスドライバーを使って慎重に外します。この際、ダイヤル内部には精密な部品が組み込まれているため、無理に引っ張らずに慎重に取り外すことが重要です。ダイヤル内部の小さな部品を紛失しないよう、作業は十分な明かりのある場所で行いましょう。

次に、古いワイヤーを抜く作業に移ります。靴に通っているワイヤーをすべて抜きますが、ワイヤーが破損している場合は途中で絡まっていることがあります。無理に引っ張ると靴本体を傷つける可能性があるため、丁寧に取り外すことが大切です。

🔧 ワイヤー交換の基本手順

ステップ	作業内容	注意点
1	ダイヤル取り外し	専用工具で慎重に
2	古いワイヤー除去	絡まりに注意
3	新ワイヤー通し	ガイドに沿って
4	ワイヤー長さ調整	余裕をもってカット
5	ダイヤル取り付け	動作確認必須

新しいワイヤーを通す作業では、付属の説明書を参考にしながら、靴のワイヤーガイドに沿ってワイヤーを通していきます。ワイヤーが途中で引っかからないよう、スムーズに通すことがポイントです。ワイヤーガイドは靴の内部に設置されているため、懐中電灯やスマートフォンのライトを使って内部を確認しながら作業すると良いでしょう。

ワイヤーの長さ調整は特に重要な工程です。ワイヤーを適切な長さにカットし、ダイヤルに通します。この際、短すぎると調整ができなくなるため、長さに余裕を持たせてカットすることが重要です。修理キットのワイヤーは約1.5mの長さがあるため、一般的なローカットからハイカットまで対応可能です。

最後に、ダイヤルを元の位置に取り付け、実際に回してみてワイヤーがしっかり締まるか確認します。スムーズに調整できることを確認できれば交換完了です。作業時間は慣れれば20～30分程度で完了できるでしょう。

BOAダイヤルが割れた場合も同様に交換対応できる

BOAワイヤーだけでなく、ダイヤル部分が割れてしまった場合も、同じ保証制度で対応できます。ダイヤルの破損は、強い衝撃や経年劣化により発生することがあり、特に作業現場では重い工具や材料がダイヤルに当たって破損するケースが見られます。

ダイヤルが割れた場合の申請手順は、ワイヤー交換とほぼ同じです。BOA公式サイトで破損箇所を「ダイヤル」として選択し、破損状況を説明します。ダイヤルの種類を正確に特定することが重要で、アシックス安全靴では「L6タイプ」が一般的に使用されています。申請時には、可能であれば破損したダイヤルの写真を添付すると、より適切な修理キットが送られてきます。

修理作業においては、割れたダイヤルを無理に回そうとすると、内部のワイヤーや靴の構造に負荷がかかる可能性があります。そのため、破損を発見したらすぐに使用を中止し、交換作業を行うことが安全です。また、ダイヤルが割れた衝撃でワイヤーにもダメージが入っている場合があるため、交換時にはワイヤーの状態もチェックすることをお勧めします。

⚠️ ダイヤル破損時の対応

• ✅ 使用を即座に中止
• ✅ 保証制度で無料交換申請
• ✅ ワイヤー状態も同時確認
• ✅ 必要に応じて両方交換

ダイヤル交換作業は、ワイヤー交換とほぼ同じ手順で行えます。新しいダイヤルには最新の改良が施されている場合があり、以前より操作性や耐久性が向上している可能性があります。ただし、保証されるダイヤルの色は黒色のみとなるため、オリジナルの色とは異なる場合があることを理解しておきましょう。

交換後は、ダイヤルの動作確認を十分に行い、スムーズに回転することとワイヤーが適切に巻き取られることを確認してください。異常を感じた場合は、作業を中断してBOAテクノロジージャパンに相談することをお勧めします。

ワイヤーの緩め方と調整方法で長持ちさせることが重要

BOAワイヤーを長持ちさせるためには、正しい緩め方と調整方法を身につけることが不可欠です。多くのユーザーが間違った使用方法によってワイヤーの寿命を短くしてしまっているため、正しい操作方法を理解することで大幅に耐用年数を延ばすことができます。

ワイヤーの緩め方は非常にシンプルです。靴のタン部分やサイドに配置されているBOAダイヤルを上に引っ張ります。「カチッ」という音がすればロックが解除された合図です。この時、勢いよく引っ張るのではなく、ゆっくりと確実に引き上げることが大切です。ロックが解除されたら、靴のタン部分を前方に倒すようにすると、ワイヤーがスムーズに緩みます。

調整時の重要なポイントは、適切な締め具合を保つことです。足の甲が圧迫されすぎないよう、軽く足を動かしながら締め具合を確認しましょう。長時間使用する場合は、少し緩めに調整しておくと足の疲れを軽減できます。血流が悪くなるほど強く締める必要はありません。

🎯 正しい調整方法のポイント

項目	推奨方法
締め付け強度	足が動く程度の適度な圧迫
調整頻度	作業中に1～2回程度
緩める際	ゆっくりと確実にロック解除
締める際	少しずつ段階的に調整

ダイヤルを時計回りに回す際も、一気に締めすぎず、少しずつ調整することが重要です。BOAシステムは非常に精密な調整が可能なため、微調整を心がけることで最適なフィット感を得られます。また、作業中にワイヤーが緩んだと感じた場合は、無理に締め直すのではなく、一度完全に緩めてから再調整することをお勧めします。

定期的なメンテナンスとして、ワイヤーの状態を目視確認することも大切です。ほつれや摩耗の兆候が見られたら、切れる前に交換を検討しましょう。また、ダイヤルが固く回らない、空回りするなどの症状がある場合は、BOAシステムに不具合がある可能性があるため、早めの対応が必要です。

修理キットが届かない時はBOAテクノロジージャパンに連絡

申請した修理キットが予定よりも遅れている場合や、全く届かない場合は、BOAテクノロジージャパンの専用窓口に連絡することで解決できます。BOA社によると、修理キットは通常3～4日で配送されるとのことですが、国際郵便のため、様々な要因で遅延が発生する可能性があります。

BOAテクノロジージャパンの連絡先は以下の通りです。電話番号は043-304-6526で、受付時間は月曜～金曜の平日10:00～18:00となっています。また、メールでの問い合わせはSupport_Japan@boatechnology.comで受け付けています。連絡する際は、申請時の情報（申請日、注文番号など）を準備しておくとスムーズに対応してもらえます。

修理キットが届かない主な原因として、以下のようなケースが考えられます。住所の記載不備は最も多い原因の一つで、特に海外からの発送のため、建物名や部屋番号の記載漏れがあると配達されないことがあります。税関での検査遅延も、国際郵便では時折発生する問題です。

📞 問い合わせ情報

項目	詳細
会社名	BOAテクノロジージャパン株式会社
電話番号	043-304-6526
メールアドレス	Support_Japan@boatechnology.com
受付時間	平日10:00～18:00

連絡時には、以下の情報を準備しておくと効率的です。申請日時、申請者の氏名、配送先住所、製品情報（アシックス、安全靴、モデル名など）、破損状況などの詳細を整理しておきましょう。また、申請時に受信した確認メールがあれば、それも参考情報として有効です。

BOAテクノロジージャパンの担当者は、日本語での対応が可能で、保証制度や修理に関する質問にも親切に答えてくれます。修理キットの再送や、緊急時の対応方法についても相談できるため、困った時は遠慮なく連絡することをお勧めします。

お手入れ時はワイヤーを外さずに緩めて清掃する

アシックス安全靴のBOAシステムを長持ちさせるためには、適切なお手入れ方法を実践することが重要です。特に、BOAワイヤーの取り扱いについては、通常の靴紐とは異なる注意点があります。アシックス公式サイトでは、BOAフィットシステムのお手入れについて具体的なガイダンスを提供しています。

BOAフィットシステムの場合、ワイヤーは取り外さず、十分に緩めてからお手入れを行うことが推奨されています。これは、ワイヤーの取り外しと再装着の過程で、ワイヤーやダイヤルに不要な負荷をかける可能性があるためです。ワイヤーを最大限に緩めた状態であれば、十分に清掃作業を行うことができます。

お手入れの基本手順は、まずワイヤーを完全に緩めることから始まります。ダイヤルを引き上げてロックを解除し、ワイヤーに張力がかからない状態にします。この状態で、アッパー素材に応じた清掃方法を実施します。合成皮革の場合は中性洗剤を薄めた水で、メッシュ素材の場合は柔らかいブラシを使用して汚れを落とします。

🧽 BOAシューズの正しいお手入れ手順

ステップ	作業内容	注意点
1	ワイヤーを完全に緩める	ダイヤルロック解除
2	表面の汚れを除去	素材に応じた方法
3	水洗い（必要に応じて）	ワイヤー部分も清掃
4	十分な水分除去	ワイヤー含めて拭き取り
5	風通しの良い場所で乾燥	直射日光は避ける

水洗いを行う場合は、ワイヤー部分も含めて十分に水分をふき取ることが重要です。ステンレス製のワイヤーは錆びにくい素材ですが、ダイヤル内部の精密部品には水分が残らないよう注意が必要です。清掃後は、風通しの良い日陰で乾燥させ、直射日光は避けるようにしましょう。

定期的なお手入れに加えて、作業後の簡易清掃も効果的です。靴に付着した砂や埃をブラシで落とし、ワイヤーガイド周辺に異物が入り込まないよう注意することで、ワイヤーの寿命を大幅に延ばすことができます。特に、建設現場や製造業などの環境では、細かい金属片や化学物質が付着する可能性があるため、作業後の清掃を習慣化することをお勧めします。

まとめ：アシックス安全靴のBOAワイヤー交換は保証制度を活用しよう

最後に記事のポイントをまとめます。

1. アシックス安全靴のBOAワイヤー交換にはライフタイム保証制度が適用され、無料で修理キットを取り寄せできる
2. 保証申請はBOA公式サイトから簡単に行え、1～2週間で修理キットが届く
3. 修理キットには専用工具と詳細説明書が付属し、特別な技術なしで交換作業が可能である
4. ワイヤーが切れる主な原因は経年劣化と過度な締め付けによる負荷である
5. BOAワイヤーは49本撚りのステンレス鋼製で、太さは0.8mm前後の高耐久仕様である
6. 市販品でのワイヤー購入は1,500円～3,000円程度の費用がかかる
7. アシックス安全靴は作業用品店やオンラインショップで幅広く販売されている
8. ダイヤル破損時も同じ保証制度で無料交換が可能である
9. 正しいワイヤーの緩め方と調整方法により製品寿命を大幅に延ばせる
10. 修理キット未着時はBOAテクノロジージャパン（043-304-6526）への連絡で解決可能である
11. お手入れ時はワイヤーを外さず緩めた状態で清掃することが推奨される
12. 保証されるダイヤルとワイヤーは黒色のみでオリジナル色と異なる場合がある
13. 予備パーツとして事前に修理キットを取り寄せることで緊急時に対応できる
14. ワイヤー交換作業は20～30分程度で完了し特別な技術は不要である
15. 定期的な目視確認とメンテナンスによりワイヤー切れを予防できる

調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト

1. https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/working/faq/question01
2. https://chiyokosports.com/asics-safety-shoes-wire/
3. https://www.boafit.com/ja-jp/support
4. http://workhouse.co.jp/whitem/20210124_boa_troubleshooting/
5. https://www.amazon.co.jp/boa-%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC/s?k=boa+%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC
6. https://ameblo.jp/mutant-turtles/entry-12833137745.html
7. https://www.bildy.jp/mag/boa-warranty/
8. https://search.rakuten.co.jp/search/mall/boa+%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC+%E4%BA%A4%E6%8F%9B/
9. http://baogam.com/shopdetail/11977432
10. https://jp.mercari.com/item/m44467999467